2023年7月10日
【ドル/円】:調整下げの動き。
ドル/円は直近の日足が大陰線となり、この足が143円を割り込んで短期トレンドに変化が生じています。中期トレンドが強い状態にあることや、142.00以下に強い下値抵抗が控えており、調整下げに留まるなら140円を大きく割り込む可能性が低くなるため、142.00以下の売りも慎重に臨む必要があります。但し、139円を割り込んで越週するか、日足が138.50以下で終えた場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化して下値余地がさらに拡がり易くなります。 短期トレンドは144円台に実体を戻せば下値リスクがやや後退、144.50超えで終えれば“ニュートラル”な状態に戻します。さらに、144.80-90の抵抗をクリアして145.00超えで終えれば“ドル強気”の流れに戻して、上値余地がさらに拡がり易くなります。 ドル買いは様子見です。ドル売りは142.80-90の戻りを軽く売って143.30で浅めに一旦撤退するか、143.20-30の戻り待ちとします。この場合の損切りは144.00で撤退です。 日足の上値抵抗は143.30-40,143.50-60,144.00-10に、下値抵抗は142.00±10銭、141.30-40,140.30-40にあります。
【ユーロ/円】:上値余地が限られる展開。
ユーロ/円は陰線引けとなり上値を切り下げています。終値ベースでは155.70-80の日足の抵抗を守っていますが、日足の形状が悪化しており、下値リスクがやや高くなっています。買いは様子見です。売りは156.50-60で戻り売り。損切りは157.10で一旦撤退です。157.50超えで終えれば下値リスクが後退、157.80-90の抵抗をクリアして158.00超えで終えれば“強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなります。上値抵抗は156.30-40,156.50-60,157.00-10に、下値抵抗は155.50-60,155.30-40,155.00-10,154.60-70にあります。
【ユーロ/ドル】:上値余地を探る動き。
ユーロ/ドルは高値圏で引ける陽線で終えています。この足が6/22に付けた1.1012を直近高値とする短期的なレジスタンスラインから上抜けた位置で終えており、日足の形状が改善して上値トライの動きが強まると見られます。1.1040-50の抵抗をしっかり上抜けるか1.1100-10の抵抗をクリアした場合は一段の上昇に繋がり易くなります。買いは1.0910-20の押し目待ちとします。損切りは1.0860で撤退です。売りは様子見か1.1020に損切りを置くなら1.0970-80で軽く売り向かい。上値抵抗は1.0970-80,1.1010-20,1.1040-50に、下値抵抗は1.0910-20,1.0880-90,1.0850-60にあります。1.0800を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯します。
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