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豪ドル/円 今日の見通し「RBAも気にする家計消費 豪小売売上高はどうなる?」2023/6/29

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・6月28日に発表された豪5月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+5.6%となり、前月の+6.8%からインフレは鈍化。4月26日に発表された豪1-3月期CPIは前年比+7.0%となり、前四半期(+7.8%)から鈍化した。

・NY原油先物市場は反発。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間原油在庫統計で原油在庫が大きく減少していたことが買い要因となった。終値は前日比+1.86ドルの1バレル=69.56ドル(6月28日)。

・豪5月雇用統計が発表され、雇用者数は市場予想(1.75万人増)を大きく上回る7.59万人の増加だった。失業率は3.6%へ低下、労働参加率は過去最高となる66.9%となった(6月15日)。

・6月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利を4.10%へと0.25%の利上げを実施した。

今日のメインシナリオは

RBAも気にする家計消費 豪小売売上高はどうなる?

本日は豪5月小売売上高が発表される。家計消費の動向はRBAが金融政策を決定する際に気にかけている項目の一つだ。

豪州の小売売上高の推移は、昨年の9月以降季節的な要因で増減することはあったが、平均はほぼ横ばい状態が続いている。これは、①高インフレによる物価の上昇、②高金利による住宅ローン負担額の増加、などが原因だとRBAは分析している。RBAが優先することは「妥当な期間内にインフレ率を目標(2-3%)に戻すこと」である。昨日発表された、豪5月月次CPIではインフレが前月よりも減速していることが確認できた。そのため、豪小売売上高が市場予想(前月比+0.1%)を大きく上回るサプライズにならない限りは、「RBAが7月に追加利上げを実施する可能性が低下した」と市場は受け止めるのではないだろうか。

この先の個別相場変動

■豪5月小売売上高が予想を下回る
⇒RBAの7月利上げ期待が低下する
⇒豪ドルは売られる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

豪5月小売売上高
中国、米国の株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに晴れ。2時に豪ドル/円のストキャスティクスで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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