午前の為替予想は… FRB議長証言消化でドル高は期待薄も円安主導で続伸も
作成日時 :2023年6月22日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
140.900-142.800円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。年初来高値を再び更新したものの伸び悩んだ。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は半期に一度の議会証言で、年内2回の追加利上げを示唆した米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの政策金利見通しについて「かなり良い予想だ」との見解を示した。これを受けて昨年11月以来の142.37円前後までドル高・円安が進んだが、チャート上の重要ポイントとして意識されている142.50円を前に戻り売りが優勢となり141円台へと押し戻された。
パウエルFRB議長の証言は、ややタカ派寄りながらもおおむね想定内と受け止められたようだ。議長は昨日の下院に続いて本日も上院で証言を行うが内容は昨日とほぼ同じと見られ、ニュアンスが大きく異なる発言がない限りドル/円への影響は限られよう。
こうした中、ドルの上値は本日も重いと見ておきたい。ただ、円安主導でドル/円が続伸することは十分に考えられる。スイス中銀(SNB)や英中銀(BOE)の利上げが確実視される中、日銀のハト派スタンスが際立つ可能性もあろう。仮に強い上値抵抗と見られる142.50円前後を突破すれば143円台への上伸に向けて弾みが付きそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート
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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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