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ドル/円 下落後の戻りを買いでインしたい・・・

今週の注目通貨ペアはこれだ!


■  ドル/円 下落後の戻りを買いでインしたい・・・ 
先週は、火曜日に安値を付け、金曜日に高値を付ける展開でした。木曜日に5月下旬の戻り高値を超えたものの長い上ヒゲで跳ね返され、いったいどうしたことか・・・と思う間もなく金曜日の陽線で一気に再度上抜けし、高く引けての越週となりました。このチャートを見て「弱い」と思う人はそう多くないハズ、チャート自体は完全に上抜けしてしまいましたので、円安トレンドの継続を想定せざるを得ない状況と言えそうです。
移動平均線は、3本とも上昇しました。実体線は概ね短期の移動平均線の上側で推移し、売り方の買い戻しが延々と続いたことを意味しています。また、MACDも金曜日の陽線の出現を受けてゴールデンクロスを形成していますね。こちらはダイバージェンスの形成となりましたが、これは実体線が上昇トレンドを描く時によく現れる現象ですので、それほど気に留める必要はないような気がします。
今週は、買い先行スタンスで臨みたいところですが、どこを買っても収益性が高い トレードになるとは言い難いような気がします。さすがに、先週木曜日以降の動きを見るにつけ、売り方の買い戻しが果たして本当に付いてきているかどうかは疑わしいところですし、逆に問答無用の空中戦に突入した可能性も否定できないような気がします。できるだけ 引きつけて、下ヒゲの形成を確認した後に買いでインしたいイメージですね。


その他 通貨ペア分析


■ ユーロ/円 過熱感極まりない・・・ 
先週は、月曜日に安値を付け、金曜日に高値を付ける展開でした。火曜日の段階で5月2日の戻り高値を終値 ベースで越え、水曜日以降も陽線に次ぐ陽線の出現ということで、売り方の買い戻しに一気にドライブがかかった様子がチャートからも窺えます。長い チャートで見ても2008年以来の円安水準ということで、完全に買い方有利の地合いに陥ったと考えてよいのではないでしょうか。
今週は、少し様子を見てみたい感じがします。チャートはもちろん買いという判断でよいと思うのですが、チャートに売りを示すものがないからと言って、買い先行スタンスで報われるかというと必ずしもそうではないような気がするのです。もちろん、新規のポジションで売り先行スタンスを取る必要は全くありませんが、その前に大きな下落があっても驚かない、そんな状況と言えるのではないでしょうか。

■ ポンド/円 まるで鉄火場・・・ 
先週は、月曜日に安値を付け、金曜日に高値を付ける展開でした。ポンド円は他の対円の通貨ペアに先立ち、先々週の終盤時点ですでに上値追いの動きに突入していたこともあり、対円の通貨ペアが一気に円安へ向かう中、ポンド円は歯止めの全く効かない状態となってしまいました。週間を通じた上下の値幅は7円を大きく上回り、売り方が完全に降参、週末にかけて一気に買い戻しを入れた様子がチャートからも窺えます。
今週は、少し様子を見てみたい感じがします。チャートに売りを示すものはありませんが、これほどまでに陽線の出現が続き売り方が完全に白旗を上げてしまうと、下がった時に買い戻す人が果たしているのかどうかという疑問が持ち上がります。もちろん、値段が大きく下がれば買いたい人が増えてくる状況に変化はないと思うのですが、それ以上に目先のポジションの傾きが大きな値幅を伴って上下動を演出する可能性が高いと思います。値ごろ感の押し目買いは禁物と考えた方がよいのではないでしょうか。

■ オージー/円 上下の値ブレに注意・・・ 
先週は、月曜日に安値を付け、金曜日に高値を付ける展開でした。5月の戻り高値を超えたのが 6月2日ということで、そこから延々と陽線の出現が続いていますね。時間の経過とともに売り方の我慢が限界を迎え、次々と買いを持ち込んだ様子がチャートからも窺えます。実体線はほとんど短期の移動平均線水準を下回ることがなく、上方へのエネルギーの放出が一気に行われたということなのでしょう。
今週は、少し様子を見てみたい感じがしています。「チャートが買いだからと言って必ずしも買われるわけではない」という現実を目の当たりにする可能性が高いような気もするのですが、いかがでしょうか。実体線と短期の移動平均線の乖離が2円近くもあり、この状態をキープするのは大変困難な話だと思います。実体線がいったん下押しし、過熱感を和らげた後、できれば下ヒゲの出現を確認した後に買い出動すべきではないかと思います。

■ ユーロ/ドル 売り買いの勢力図が逆転したか・・・ 
先週は、月曜日に安値を付け、金曜日に高値を付ける展開でした。週初から陽線の連続出現となり、水曜日の陽線で実体線が長期の移動平均線水準を捉えました。驚いたのは木曜日の陽線の出現です。5月の中旬の取引価格帯を控えて上伸があっても緩やかな上昇と考えていましたが、ここで 一気に大きな陽線が出現し、売り方の完全降参を実現していますね。チャートがこうなってしまうと、もう、売り方は買い戻すより選択がありません。
今週は、買い先行スタンスで臨みたい感じがしています。チャート的に売りを示す指標を見つけることは難しく、一方で中期の移動平均線が上昇傾向に舵取りを変えてきていて、時間の経過が移動平均線の状況の改善に寄与する可能性が高いと考えられます。4月中旬以降の取引価格帯に差し掛かることから値動きは小さくなるかもしれませんが、値動きが小さくなるのであれば下側のリスクはあまり大きくないような気がします。

今週のチャートリーディング ~相場の強さ~

 

※例:「 ドル < 円 」ドル安、円高。 「<」が多いほどトレンドが強い。
情報提供元:(株)チャートリーディング
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株式会社チャートリーディングならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。