午前の為替予想は… 「陽線坊主」で年初来高値 142円が視野に
作成日時 :2023年6月19日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
141.300-142.700円
前日の振り返りとドル円予想
16日のドル/円は大幅に続伸して年初来高値を更新した。日銀が大規模金融緩和の継続を決めたことで円売りが強まると141円台へと上昇。NY市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の高官が追加利上げに前向きな見解を示したことでドル買いが優勢となり、昨年11月22日以来の141.92円前後まで上値を伸ばした。
日足はほぼ高値引けの「陽線坊主」で、しかも前日15日の長い上ヒゲを大きく超える大陽線。一段高が期待できるチャートフェースと言えそうだ。
昨年10月高値151.94円前後から今年1月安値127.23円前後への下落幅に対する61.8%戻しの142.50円前後を突破できるかが本日の見どころとなろう。
ただし、本日は米国が休場につき、NY市場では積極的な取引は手控えられる公算が大きい。アジア市場から欧州市場にかけての動きがカギとなりそうだ。念のため、本邦政府筋による円安けん制にも注意が必要だろう。
今朝 最新のドル/円チャート
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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