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豪ドル/円 今日の見通し「中国財新製造業PMIは回復を示すか?」2023/6/1

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は続落。中国の5月製造業PMIが予想に反して前月から低下していたことで、同国の景気鈍化に伴う原油需要低下が意識された。終値は前日比-1.37ドルの1バレル=68.09ドル(5月31日)。

・5月31日に発表された豪4月月次CPIは前年比+6.8%となり、前月の+6.3%からインフレは加速した。4月26日に発表された豪1-3月期消費者物価指数(CPI)は前年比+7.0%となり、前四半期(+7.8%)から鈍化した。

・豪4月雇用統計が発表され、雇用者数は市場予想(2.50万人増)に反して0.43万人の減少だった。失業率は3.7%、労働参加率は66.7%となった(5月18日)。

・5月2日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利を3.85%へと0.25%の利上げを実施した。

今日のメインシナリオは

中国財新製造業PMIは回復を示すか?

昨日発表された豪4月月次CPIは前年比+6.8%と、豪州のインフレは3月の+6.3%から反発していた。
この結果を受けて、RBA理事会による6月7日の利上げの可能性を市場が認識する割合は20%前後まで増加した。それにも関わらず、昨日の豪ドルは主要通貨の中では最も弱い通貨となった。
これは豪4月月次CPIと同時に発表された中国5月製造業PMI(国家統計局発表)が48.8となり予想(49.5)に反して、前月(49.2)から低下したためだ。ここ最近の中国経済の弱さは、中国と交易関係の強い豪ドルにとってネガティブ材料となっている。
本日は民間企業の統計である中国5月財新製造業PMIが発表される。市場予想は49.5で前月から横ばいとなっている。仮に昨日の国家統計局発表の5月製造業PMI同様に結果が低下していれば、豪ドルには更なる売り圧力がかかってきそうだ。

この先の個別相場変動

■中国5月財新製造業PMIが予想を下回る
⇒中国経済の減速への警戒感が強まる
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは売られる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

中国5月財新製造業PMI
中国、米国の株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに晴れ。5時に豪ドル/米ドルの移動平均で買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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