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豪ドル/円 今日の見通し「注目の豪雇用統計!RBAの政策判断に影響も!?」2023/5/18

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は反発。米債務上限問題を巡る協議が進展するとの見方から、米景気減速懸念が後退した。終値は前日比+1.97ドルの1バレル=72.83ドル(5月17日)。

・5月2日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利を3.85%へと0.25%の利上げを実施した。

・4月26日に発表された豪1-3月期消費者物価指数(CPI)は前年比+7.0%となり、前四半期(+7.8%)からインフレは鈍化した。また同時に発表された3月月次CPIは前年比+6.3%となった。

・豪3月雇用統計が発表され、雇用者数は市場予想(2万人増)を上回る5.30万人の増加だった。失業率は3.5%、労働参加率は66.7%となった(4月13日)。

今日のメインシナリオは

注目の豪雇用統計!RBAの政策判断に影響も!?

本日は豪4月雇用統計が発表される。
10日に公表されたRBA議事要旨(5月2日開催分)では、「3月の雇用が非常に強かった。そして雇用はフルタイムに集中している」と指摘している。本日発表される4月分でも3月同様に雇用が力強さを維持し、フルタイムの雇用が増加していた場合にはRBAが6月に再び利上げを実施する可能性が高まるであろう。現時点で、市場はRBAの6月利上げの可能性をほとんど織り込んでいない。6月利上げの可能性が浮上するような結果となれば、豪ドルは買いで反応することになりそうだ。

他方で、中国の景気回復が市場の予想していたほど進んでいない。むしろ景気後退に近い状態にあるということが豪ドルの懸念点だ。中国の株価動向が低迷すれば豪ドルの上値を抑えることになるだろう。

この先の個別相場変動

■豪4月雇用統計が予想を大幅に上回る
⇒豪州のインフレが高止まりする可能性が浮上する
⇒RBAが利上げを継続する可能性が若干高まる
⇒一時的に豪ドルは買われる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

豪4月雇用統計
米国や中国の株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に雨がぱらつき、豪ドル/米ドルは晴れ。7時に豪ドル/円のストキャスティクスとRSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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