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豪ドル/円 今日の見通し「四半期に一度の豪賃金指数発表!市場予想はインフレ高止まり示唆…?」2023/5/17

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は反落。国際エネルギー機関が世界の石油需要を上方修正したことから買いが強まる場面も見られたが、ダウ平均の大幅下落が上値を抑えた。終値は前日比-0.25ドルの1バレル=70.86ドル(5月16日)。

・5月2日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利を3.85%へと0.25%の利上げを実施した。

・4月26日に発表された豪1-3月期消費者物価指数(CPI)は前年比+7.0%となり、前四半期(+7.8%)からインフレは鈍化した。また同時に発表された3月月次CPIは前年比+6.3%となった。

・豪3月雇用統計が発表され、雇用者数は市場予想(2万人増)を上回る5.30万人の増加だった。失業率は3.5%、労働参加率は66.7%となった(4月13日)。

今日のメインシナリオは

四半期に一度の豪賃金指数発表!市場予想はインフレ高止まり示唆…?

昨日は5月2日に開催された、RBA理事会の議事要旨が公表された。そのなかで、「利上げか据え置きかの判断は微妙だった」との文言があった。市場はこの文言から、「6月の利上げの可能性はなくなった」と判断したようだ。他方で、RBAはインフレ高止まりへの警戒感を持ち続けていることも示していた。そのため、今後の経済指標の結果次第で6月は『0.25%利上げ継続』と『据え置き』のどちらにもRBAは舵を切れると筆者は見ている。
本日は豪1-3月期賃金指数(WPI)が発表される。前期(2022年10-12月期)は前年比+3.3%となっており、賃金の上昇傾向は続いている。本日発表の1-3月期分の市場予想は+3.6%となっており、賃金の上昇傾向が継続しそうだ。仮に賃金の伸びが加速していた場合には、豪州のインフレ高止まりへの警戒感が上昇することになりそうだ。

この先の個別相場変動

■豪1-3月期WPIが予想を上回る
⇒豪州のインフレが高止まりする可能性が浮上する
⇒RBAが利上げを継続する可能性が若干高まる
⇒一時的に豪ドルは買われる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

豪1-3月期賃金指数
米国や中国の株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに曇り。20時に豪ドル/円のRSIで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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