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ドル/円、133円台後半 まもなく米1-3月期GDPなど発表

ドル/円、リスク回避の円買いで133円割れを試す

26日のドル/円は、133円割れを試すも持ち直す展開。
東京市場では、133円台半ばで方向感を模索する展開でした。ファースト・リパブリック・バンク(FRC)を巡るリスクオフの流れから133.44円前後まで下落するも、133円台前半では押し目買い意欲が強く、133.79円前後まで持ち直しました。欧州時間に入ると再びドル売りが優勢となり、133.26円前後まで弱含んでいます。

NY市場前後では、米債利回りの上昇に連れてドルが買い戻される中、米経済指標の結果を受けて、一時133.92円前後まで上値を拡大しました。しかし、米当局が「経営難のFRCに関する介入に消極的」との報道が伝わると米金利が低下し、ドル/円は133.02円前後まで下落しました。ダウ平均についても失速して170ドル超下落する状況になりました。その後は、FRCが金融システムに与える影響が限定的だとして金融不安が後退したことで、133.88円前後まで戻りを見せました。

ドル/円、明日の日銀会合に注目集まる

本日、東京市場のドル/円は、133円台でもみ合う展開。植田総裁の就任後初めての日銀金融政策決定会合が開催中で翌日の政策発表を見極めたいとのムードが漂う中、133.39~133.77円前後の狭いレンジで方向感なく推移しました。欧州時間に入ると米長期金利の時間外の上昇に支えられ、ドル/円は133.94円前後まで高値を切り上げています。

今夜は、米1-3月期国内総生産(GDP)・速報値が発表されます。米国経済の動向を示す重要指標なだけに、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に注目が集まりそうです。ただ、日銀の金融政策発表を明日に控えて、円相場は方向感を伴った値動きにはなりにくいでしょう。これまでの植田日銀総裁の発言から金融緩和策の現状維持が大方の予想ですが、一部では、イールドカーブ・コントロール(YCC)に修正が入るとの思惑もあります。また、経営難に陥った米地銀ファースト・リパブリック・バンクに関する追加報道は気になりますが、それでもドル/円の値幅は限られそうです。

なお、ドル/円をテクニカル分析で見ると、10・20・80日移動平均線が上向きで上昇チャネルライン内を推移していることから反発基調は継続と見ることができます。一時133円割れを試す展開もありましたが、4月高値から3月安値の38.2%押しがサポートとなり反発しています。現状は10日線がレジスタンス、20日線がサポートになっているため、実体ベースでどちらかを抜けると新たな動きが出る可能性があります。


ドル/円

この後の経済イベント

4/27(木)
21:30 米1-3月期GDP・速報値
21:30 米1-3月期GDP個人消費・速報値
21:30 米新規失業保険申請件数
23:00 米3月住宅販売保留指数
25:15 パネッタECB専務理事、講演
26:00 米7年債入札(350億ドル)

今日の注目トピック

2023年4月1日から自転車のヘルメット着用「努力義務化」がスタートしているのは皆さんご存じでしょうか。通勤時にすれ違う自転車に乗った警察官は、ヘルメットを着用してパトロールされています。また、子供たちもしっかりヘルメットしている印象です。一方で、学生や社会人などを見るとまだまだヘルメットの普及率はかなり低いように感じます。努力義務なので未着用だから罰則というのはないようですが、目的は自転車死亡事故を無くすことです。街中では、何が起こるか想定できません。そのため、自動車に乗る時にシートベルトを着用するように自転車ではヘルメットを着用することがあたりまえになるよう、これからより意識を高める必要がありそうです。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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