「始めてわずか約８カ月の初心者が約4,200万円超の利益を獲得」専業トレーダーBT氏 トップトレーダーに聞く！（後編）

以下の取材記事はトレーダー個人の経験やお考えに基づくものであり、また、お客様の収支については、「取材依頼時点」のものとなり、その内容については、当社が保証するものではありません。実際のお取引については充分内容をご理解の上ご自身の判断にてお取り組みください。

FX投資歴わずか約８カ月という初心者専業トレーダーのBTさん。始めて３カ月も経たないうちに、何度もナンピンを繰り返したことで、含み損1,700万円という地獄をみることになりますが、日銀による過去最大の為替介入で相場が反転、今度は1,000万円の利益を獲得して起死回生します。短期間で天国と地獄の両方を経験しながら、BTさんは始めてからわずか約８カ月間で約4,200万円超の利益という素晴らしい成績を収めています。一体どうすれば、短期間に高い収益を得られるのか、具体的なトレード方法などについてBTさんに伺いました。

ハンドルネーム　：BT
職業　　　　　　：専業トレーダー
FX歴 　　　　　　：約8ヵ月
トレードスタイル：短期売買、スキャルピング
運用成績　　　　：約８カ月で4,200万円超(2022年7月～2023年2月)
投資商品　　　　：FX投資、株（主に新興市場）
趣味　　　　　　：スノーボード（検定1級）、オートレース観戦

▼目次

1.相場が思惑通りに動かなかったら
2.気分転換はオートレースで解消
3.ネットやテレビでニュースはしっかりチェック
4.社会貢献できるくらいにFX投資で稼ぎたい
5.ポジションは持ち越さない
6.お金だけじゃないFX投資の楽しさ

相場が思惑通りに動かなかったら

編集部：

投資判断はどのようにされるのでしょうか？

BTさん：

何かインジケーターを置いてやっているわけではないです。常に見ているのは1分足、あと一日の値動きを確認するために5分足。場合によっては10分足も見ますが、基本的にはチャートの形を見てのプライスアクションです。ローソク足の長さとひげです。ダブルトップや三尊くらいメジャーなチャートパターンが出ていないか、気をつけています。

編集部：

テクニカル分析は使わないのですね？

BTさん：

テクニカルを否定する気はないんです。ただ、自分にとってテクニカル分析は次の段階だと考えています。今は、テクニカルではない手法で利益が出せていますが、しばらくすれば、うまくいかなくなる可能性があります。次のステップとしてインジケーターや均衡表の勉強をしなきゃいけないと思っています。それはそれでちょっと楽しみですね。

編集部：

ポジションを持ったとき、思っていた方向に相場が動かないときはどうしますか？

BTさん：

損が出たらまずナンピンしにいきます。

編集部：

ということは、戻ってくる確信があるということですよね？

BTさん：

そうですね。たとえば2,000ロットまでやろうというときは、一発目をちょっと大目に入れます。「上にいくか」「下にいくか」というインスピレーションが一番働いているはずなので。ただ全額でいかないのは、そこから仮に思惑とは逆方向に動いても、”打てる弾”があればナンピンできるからです。

編集部：

ロスカットレベルや維持率はどうしていますか？

BTさん：

通常ロスカットレベルは100％ではなく50%に設定しています。朝の段階で100%未満だと強制ロスカットになるため、その時は100%に戻すための損切りをします。その瞬間は一番切なく「ごめんな、ごめんな、また買い戻すからな……」と言いながらポジションを切っています（笑）。

気分転換はオートレースで解消

編集部：

損が出てしまった後など、何かで気分転換をしていますか？

BTさん：

僕の気分転換は競輪やオートレースのような公営ギャンブルなんです。最近はネットで自宅からでも車券が買えますからね。ただ、なかなか当たらなくて（笑）。まあ、取れなくても、自分のために選手が走っているような感じがして、十分に楽しめるのでいいのですが。投資とギャンブルは比較できませんが、それでも「やっぱりFX投資は利益が出るんだな」って思います。

編集部：

気分転換もパソコンを見ながら、自宅でされているってことですね。となると、環境があまり変わらないし、身体には負担がかかりそうですね？

BTさん：

そうですね。常に集中しているため、首の筋肉が硬直してストレートネックになってしまって。ある日、失神しそうになったことがあったんです。怖くなって最寄りの病院に行って検査してもらいました。心臓疾患ではなかったのでよかったのですが、それからは首のストレッチをこまめにやるようにしています。スマホをずっと見ているかもしれません。トレード時の姿勢を正すためにも「パソコンでやらないといけないのかな」と思っています。

ネットやテレビでニュースはしっかりチェック

編集部：

取引の参考にする情報源はありますか？ニュースはチェックされますか？

BTさん：

インターネットでニュースはすごく見ています。外貨ネクストネオで配信されているニュースはとてもいいと思っています。あとはテレビ東京のモーサテは毎朝必ず見ます。

編集部：

ニュースはかなりチェックされているのですね？

BTさん：

Twitterでフォローしている人は5人ほどいます。複眼経済塾や元日経新聞記者さん等です。YouTubeは外為どっとコムさんの配信番組以外で見ている番組もいくつかありますね。そんな程度です。

編集部：

起きてから寝るまでどのように過ごしているのでしょうか？

BTさん：

朝は6時過ぎに起きて、モーサテを見て、それからチャートを見始めます。「スマホが友達」というか、体の一部になっていますね（笑）。8時を回るとスプレッド幅が狭まってくるので、ボチボチと始めます。夕方になって欧州市場の様子を見て、その後YouTubeでチームハロンズのライブ配信番組を見てから、ニューヨーク市場が始まっていく感じでしょうか。

TEAMハロンズが発信するFXライブ配信！【実践リアルトレード・トレード戦略】はこちらから

編集部：

何時ごろまで取引はやりますか？

BTさん：

含み損を持ってしまった日は寝られないですね（笑）。朝起きてやればいいとは思うんですが。

社会貢献できるくらいにFX投資で稼ぎたい

編集部：

今後の目標等はありますか？

BTさん：

金額の目標はありません。ただ社会貢献がしたいですね。甥っ子が6歳と4歳で、とても可愛いくて、FX投資で成功出来たら、地域の子どもたちの未来のために何かできないかなと思っています。そういう社会貢献ができるくらい頑張りたいですね（笑）。

編集部：

取引通貨ペアを増やすご予定はありますか？

BTさん：

今のところはドル/円だけですね。あまり手を広げすぎるとよくないかなと思っています。「ドルやアメリカが好きだ」とまでは言わないですが、情報がたくさんあるので面白いですね。ただドル/円でのトレードの調子が落ちてきたら、テクニカルを勉強して、ポンド/円やオージー/円をやってもいいかなと思っています。

編集部：

トレードは100%成行で取引ですか？

BTさん：

そうですね。

編集部：

重要指標の発表前は、それにあわせてスケジュール変更などされますか？

BTさん：

はい。雇用統計とかCPIとか注目されている重要指標の発表は1〜2円動く事を想定して体調も整えておきます。特に値動きが激しい時は「シューティングゲーム」みたいなもので、睡眠が足りていないと集中力が高まらなくて、判断が遅れることがあります。

ポジションは持ち越さない

編集部：

重要指標の発表前にポジションを持つことはありますか？

BTさん：

基本的には持たないです。持っちゃったのは、含み損があったときですね。もうひとつは、土日をはさんで持ち越さないようにしています。この間、ついやってしまったんです。内容の良かった雇用統計のときです。たまたまロングを持っていたんですが、「なんだか上値が重いな」と思って、ショートに切り替えた途端にガンガンと上がっちゃって。

編集部：

その日は予想以上に内容が良くて、相場が急伸しましたね。

BTさん：

金曜の夜のことで、当然、寝れなくなったし、含み損が300万円を超えてしまったんです。とはいえ、土日を挟んで、調整で戻るだろうとも思っていたんです。月曜日の朝に気にしながらスマホを開いたら、今度は日銀新総裁の人事に関するニュースが出て、さらにドル高が進んで、一気に1,400万円の含み損を抱えてしまいました。「土日に持ち越しちゃいけない」とはこういうことなのかと痛感しました。

編集部：

過去に大きな含み損を抱えたことは何度もあるのでしょうか？

BTさん：

そうですね。含み損が1,000万円を超えたのは3回程ありますね。

編集部：

その3回はどうやってリカバリーされたのでしょうか？共通の対処法等はありますか？

BTさん：

相場が戻るように祈るというか、信じていただけですよ（笑）。ただ、日銀人事のニュースも、その本質を考えたら、「いくらなんでも上がり過ぎだ」と思っていましたから。だから、「待てば絶対に戻ってくる」と確信していました。リカバリーするには、状況を精査して、自分の信じたことを「つき通す」しかないですね。

お金だけじゃないFX投資の楽しさ

編集部：

FX投資の楽しさはどんなところにあると感じていますか？

BTさん：

お金だけじゃないところですね。月並みかもしれませんが、FX投資を勉強することで、いろんなことに興味が出てきて、いろんなものが自分に蓄えられて、レベルアップ、スキルアップができます。そして、それをまた投資につなげられる。そういう循環ができますよね。

編集部：

それは素晴らしいですね。

BTさん：

そうでないと長続きはしないです。一攫千金、宝くじ感覚でやろうと思っても、そんな目的では続かないと思います。要は付き合い方なんですよね。FX投資にしてもギャンブルにしても、付き合い方によっては、プラスにもなるしマイナスにもなる。どうやって自分を高めながら、モチベーションを保てるのか、それが大事な事だなと、そしていつか楽しさに繋がると思います。

編集部：

「FX投資に興味があるけれど不安だ」という人から相談を受けたら、どのようなアドバイスをしてあげますか？

BTさん：

「将来、FX投資をやって後悔するケースとやらないで後悔するケース」を考えるように言いますね。本来は後悔しない事が一番なのですが、もし「やらない」を選択し、その後良い相場となって成功例などを目にした時に、どのくらい悔しく思うかです。つまり、仮に後悔する瞬間を考えたときに、どっちの自分が嫌かってことじゃないでしょうか。

編集部：

もし生まれ変わったら、FX投資をまたやりますか？

BTさん：

そうですね。今は損益がプラスになっているんで、答えとしては「やります」ですね（笑）。

編集部：

今日はどうもありがとうございました。

マネ育PickUp編集部より

超短期間で千万円単位の含み損と利益獲得というジェットコースターのような経験をされたBTさんは、運用成績だけみると大胆な印象を受けますが、会社で経理一筋だったせいなのか、物凄く几帳面なところがあり、インタビュー記事では紹介しませんでしたが、トレードアプリについて詳細で的確な逆質問をたくさん受けました。また、「自分はまだテクニカル分析を使うレベルにないから」と謙遜されていましたが、逆質問の内容から考えると非常に勉強家で、テクニカル分析なども実際はかなり研究されているものと確信しました。好成績を残されているトレーダーに共通する特徴は、「研究熱心」で「勉強家」であることです。BTさんはまさにそういう方でした。

【トップトレーダーに聞く！インタビュー記事まとめ】

 

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。