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ドル/円、一時134円も軟調 この後、米4月PMIに注目!

ドル/円、米経済指標の弱い結果を受け急落

20日のドル/円は、134円台前半へ弱含む展開となりました。 東京市場では、ゴトー日(5・10日)の仲値公示にかけてドル買いが強まり134.97円前後まで上伸しましたが、心理的節目の135円を前に伸び悩むと、その後は134円台後半で方向感のない値動きでした。欧州時間になると米10年債利回りが低下したことで、ドル/円は134円台前半まで下落しましたが、その後は134.80円台まで持ち直しています。

しかし、NY市場で発表された米新規失業保険申請件数が24.5万件と予想および前週の24.0万件を下回り、米4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が-31.3と予想(-19.3)に反して前月の-23.2から低下しました。米経済指標が低調だったことでドル売りが強まり134.01円前後まで下値を拡大しました。

ドル/円、米PMIが低調だと133円割れも?

本日、東京市場のドル/円は上値の重い展開。早朝に付けた134.28円前後を高値に失速すると米債利回りの低下に連れて134円を割り込み、133.60円台まで弱含みました。欧州勢が参入すると134円台まで買い戻される動きもありましたが、上値が重く再び133円台へ押し戻されています。

今夜は、独、ユーロ圏、英、米などで4月購買担当者景気指数(PMI)が相次いで発表されます。すでに発表された独、ユーロ圏、英のサービス業PMIは予想を上回り前回から回復する結果となりました。ただ、製造業については予想を下回り前回から低下となりました。これから発表される米国は、製造業・サービス業ともに低下予想となっています。欧米の景況感格差が為替相場の動きを強める可能性があるため注目しましょう。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、135円を抵抗に上値が重い展開が続いていますが、10・20・80日SMAが上向きで、足元では10日線がサポートになっています。ここから反発上昇となり一目均衡表の雲を上抜けば再び135円に向けた動きが出る可能性があります。一方で、10日線を下抜けると20日線が位置する132.90円前後を視野に弱含む展開が考えられます。



この後の経済イベント

4/21(金)
22:45 米4月製造業PMI・速報値
22:45 米4月サービス業PMI・速報値
22:45 米4月総合PMI・速報値
29:35 クックFRB理事、講演

今日の注目トピック

突然ですが、問題です。「¥1000」これはいくらでしょう?・・・おそらく、日本に住んでいる多くの方が「1000円」と答えるのではないでしょうか?そう答えた皆さん、正解です。ただ「¥」の通貨マークを巡ってトラブルに巻き込まれるということが相次いでいるようです。

ネット通販で「¥」表記の金額を確認して商品を購入すると、表示されていた20倍の金額を請求されたとのことです。調べると、利用したネット通販の「¥」マークは人民元だったとのことです。そのため、商品価格が「¥1000」だとして人民元※計算すると「約20000円」ということになります。
※2023年の人民元/円相場は18.73円~19.81円前後で推移

実は、日本円と人民元の記号はどちらも「¥」となります。そのため、金額を見ただけでは判断がつきません。日本語のネット通販だったとしても、日本企業以外が運営している可能性も当然考えられますので、「¥」表記の金額だった場合は、必ず日本円で間違いないか注意事項等から日本円であることを確認して購入するように注意しましょう。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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