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ドル円一時134円台 本日米NY連銀製造業景気指数など発表

 

ドル円一時134円台 米ミシガン大消費者態度指数受け上昇

14日のドル円は夕方に一時132円台前半まで弱含んだ後、米4月ミシガン大学消費者態度指数の予想上振れを受けて133円台後半へと上昇しました。

13日夜に発表された米3月卸売物価指数(PPI)の予想を下回る結果を受けて米FRBによる利上げの早期停止観測が強まったことで、ドル円は14日も夕方にかけて軟調に推移し、一時132円台前半まで下落しました。

21時半に発表された米3月小売売上高は予想を大幅に下回り、発表直後はドルを売る動きが強まりましたが、反応は一時的で夕方の安値を割り込むことなく下げ止まり、その後米長期金利の上昇とともに急反発しました。米FRBのウォラー理事が「市場予想よりも長い期間、金融引き締めを維持する必要がある」などと発言したこともドル買い材料となりました。

23時に米4月ミシガン大学消費者態度指数が発表されると、結果が予想を上回り調査項目の消費者期待インフレ率も大幅に上昇していたことでドル買いが加速し、ドル円は深夜にかけて133円台後半へと上昇しました。その後も底堅く推移し、週明けの本日朝には再び上昇して一時134円台に乗せました。

ドル円方向感出にくい展開続くか 本日米NY連銀製造業景気指数など発表

ドル円は先週、米指標の低調な結果が続いたことでドル安が進んだものの、14日は米FRBウォラー理事の利上げ継続を示唆する発言や米4月ミシガン大学消費者態度指数の予想上振れを受けて大きく反発しました。

米3月小売売上高は予想を大幅に下回ったもののドル売りの反応は限定的となり、ウォラー理事の発言やFRBがインフレ期待指数として重視するとされる消費者期待インフレ率の大幅上昇が材料視されてドル買いが進む展開となりました。

先週発表された米3月消費者物価指数(CPI)や3月卸売物価指数(PPI)などが軒並み弱い結果となったことで早期利上げ停止観測が強まっていましたが、今回の米ミシガン大消費者態度指数やウォラー理事の発言を受けて、市場では次回の米FOMCで0.25%の利上げが行われるとの観測が優勢となっています。

本日は米4月ニューヨーク連銀製造業景気指数など複数の米指標が発表されます。米FRBの金融政策の方向性が見えてきたことでドル円は方向感が出にくい展開が予想されますが、市場の関心は今月27日から開かれる日銀の金融政策決定会合へと向かっており、関連する新たな材料が出た場合の相場変動には注意が必要となりそうです。

 



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