この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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ドルの上値期待限定 大型消費は手控え-米国3月小売売上高
動画要旨
米国3月小売売上高
4月14日、21時30分に米国で3月小売売上高が発表されます。
小売売上高は、米商務省が発表する指標で、大小様々な規模の小売店の売上を測定し、取りまとめたものです。米国では、個人消費関連がGDPの約3分の2を占めると言われており、米経済を見る上で重視されます。また、速報性が高いため投資家の関心も高いです。
米国3月小売売上高を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、2月の小売売上高は前月比-0.4%と市場予想の-0.3%より落ち込みました。自動車・家具・百貨店などの販売が今一つだったことが、ヘッドラインを押し下げました。大きな要因は1月の大幅上昇の反動と見られていますが、価格上昇が消費を鈍らせたのではとの見解もありました。指標発表後、ドル円は45銭程度下落しました。
2つ目は、3月28日に発表された3月の消費者信頼感指数は予想外に104.2へ改善しました。雇用が十分にあると答える消費者が多い中で、米国の地銀破綻の影響は限定されていました。ただ、今後6カ月の見通しを示す期待指数は73と、景気後退リスクが高まると判断される80を依然として下回っています。
3つ目は、消費者マインドを見るもう一つの指標である、ミシガン大学消費者態度指数は62.0へ、67.0から急速に落ち込んでいます。消費者信頼感指数とは逆の結果で、低所得者、若年層、株式保有率が上位の消費者心理の悪さが目立っていたようです。消費者マインドの強弱は拮抗しているようですが、少なくとも、1月・2月からはいくらか後退が進んだ感じです。
ドル/円の反応
米国3月小売売上高
TEAMハロンズとしては、消費者マインドへの圧力が若干増したほか、大型の消費が控えられる状況は続いているとの思いから、指標発表直後はドル安に反応するのではないかと考えています。
ただ、米国の地方銀行の破綻による金融市場の混乱はひとまず沈静化しているため、来月以降、過度に落ち込んだ部分は解消されると考えます。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年4月13日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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