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ドル/円、一時132円台へ まもなく米3月PPI発表

ドル/円、米3月CPIの結果を受け132円台へ急落

12日のドル/円は、一時134円を突破するも反落する展開でした。
東京市場では、米長期金利の上昇を受けてドル買い・円売りが強まると134.05円前後まで上伸して3月15日以来の高値を付けました。
その後は、米3月消費者物価指数(CPI)発表待ちのムードで133円台後半でもみ合い、欧州時間に入っても方向感のない相場展開となりました。

米3月CPIは前月比+0.1%、前年比+5.0%といずれも前月(+0.4%、+6.0%)から伸びが鈍化し、市場予想(+0.2%、+5.1%)を下回る結果となりました。コアCPIは前月比+0.4%、前年比+5.6%と予想通りとなり前年比は前月(+5.5%)から伸びが加速しました。インフレが鈍化傾向だとして市場では早期の利上げ停止の見方が強まり、ドル/円は132.74円前後まで反落しました。

ドル/円、133円を挟んで方向感を模索 米3月PPIに注目

本日、東京市場のドル/円は、底堅く推移しています。一時132.94円前後まで下落したものの、米国債利回りが持ち直したことや日経平均株価がプラス幅を拡大したことなどから133.31円前後まで上昇し、その後は高値圏でもみ合う展開となっています。
欧州時間に入っても新たなトレンドは発生せず、133円を挟んだ値動きが続いています。

12日に発表された米3月CPIが鈍化したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの見方が強まる中、今夜はCPIの先行指標となる米3月生産者物価指数(PPI)が発表されます。市場予想によると、前年比+3.0%、コア前年比+3.4%で、前回(+4.6%、+4.4%)よりも大幅に鈍化すると予想されています。結果次第ではドル/円に大きな値動きが生じる可能性があるため、注目が集まっています。

なお、ドル/円をテクニカル分析で見ると、一目均衡表の基準線が抵抗となり上値が重い状況に見えます。現在は、概ね133.00円-134.00円前後での推移が続いており、方向感が出ておりません。本日の終値で同レンジを上下どちらかにブレイクしてトレンドが生まれるか注目しましょう。

この後の経済イベント

4/13(木)
20:45 ナーゲル独連銀総裁、講演
21:30 米新規失業保険申請件数
21:30 米3月生産者物価指数
22:00 ピル英MPC委員、講演
26:00 米30年債入札(180億ドル)
27:00 ナーゲル独連銀総裁、講演
----- G20財務相・中央銀行総裁会議

今日の注目トピック

大阪で進められているカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の区域整備計画が14日にも政府に認定される可能性があるとのことです。大阪にカジノを作ることで、府外や海外からの旅行客が集まるため、観光業界は歓迎していると考えられます。しかしながら、カジノにはギャンブル依存症を増加させるなど反対意見もあります。IR計画を進めていく中で、このような懸念を解消するためには、法的なルールを整備する必要があり、また、カジノを作ることについて納得できる説明が今後も求められることでしょう。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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