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豪ドル/円 今日の見通し「豪州、中国の経済指標結果の影響は限定的?」2023/4/6

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・WTI原油価格は小幅反落。米経済指標で弱い結果が相次いだことから、景気減速による原油需要減への懸念が強まった。一方で、米週間原油在庫統計で予想を上回る取り崩しだったことで下値は限定的となった。終値は前日比-0.10ドルの1バレル=80.61ドル(4月5日)。

・4月4日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利を3.60%で据え置きとした。声明は前月から比べるとハト派的な印象となった。

・3月29日に発表された、豪2月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+6.8%となり、前月(+7.4%)からインフレは鈍化した。

・豪2月雇用統計は、雇用者数は市場予想(5万人増)を上回る6.46万人の増加となったほか、前月分も上方修正された。失業率は3.5%、労働参加率は66.6%とともに前月から改善した(3月16日)。

今日のメインシナリオは

豪州、中国の経済指標結果の影響は限定的?

昨日は、オーストラリア(豪州)の隣国の中央銀行、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が予想外の大幅利上げを実施。豪ドルはRBNZのサプライズ利上げ直後はNZドルの上昇に連れる形となった。しかし、RBAは前日(4日)に政策金利を3.60%で据え置き、ハト派的な姿勢に転じたことから、買い一巡後は一転下落することとなった。

本日は豪州では2月貿易収支が発表される。豪州の貿易収支は毎年2月には前月から低下する傾向がある。そのため、市場は今回発表される2月分も+112.23億豪ドルと1月(+116.88億豪ドル)から減少と予想している。予想よりも貿易黒字額が少なければ豪ドル売りの一因となりそうだ。
3月31日に発表された中国3月非製造業PMI(中国国家統計局集計)は58.2と予想(55.0)や前月(56.2)を大幅に上回る結果となった。本日発表される、中国の3月財新サービス業PMIがこれに追随すれば、中国と交易関係の強い豪ドルを支える一因となる。
ただし、前述の通り、RBAがハト派的な姿勢に方向転換をしていることが豪ドルの上値を抑える材料となるため、豪ドル/円の上値は限定的となりそうだ。

この先の個別相場変動

■中国3月財新サービス業PMIが予想を上回る
⇒中国は豪州と交易関係が強い
⇒豪ドルは買われる
⇒RBAがハト派的な姿勢を示したばかり
⇒豪ドルの上値は限定

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

豪2月貿易収支
中国3月財新サービス業PMI
世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り空に太陽が覗く。7時に豪ドル/米ドルの移動平均で買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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