20時の為替相場・・・ドル/円、FOMCに注目集まる!今後の利上げペースは!?
2023年3月22日、20時の外国為替相場
ドル/円は、132.20円台をサポートに底堅く推移する中、19時前後からドル買い・円売りが強まり、一時132.92円前後まで上昇しました。その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて上値の重い展開となっています。
ユーロ/円は、欧州勢参入後にじりじりとユーロ買い・円売りが優勢となり142.39円前後から143.37円前後まで上昇しました。
ポンド/円は、英2月消費者物価指数が前年比+10.4%と予想(+9.9%)を上回り前月(+10.1%)から伸びが加速したことによりポンド買いが優勢となりました。161.67円前後から執筆時点で163.33円前後まで上昇しました。
今夜のイベント
3/22(水)
22:30ビスコ伊中銀総裁講演
22:45パネッタECB専務理事講演
23:30EIA週間原油在庫統計
26:00ナーゲル独連銀総裁講演
27:00FOMC政策金利
27:00FOMC経済・金利見通し
27:30パウエルFRB議長記者会見
今夜は、FOMCに注目が集まります。注目点は以下となっています。
・政策金利
⇒据え置き or 0.25%利上げ
・声明
⇒「継続的な利上げが適切になると予想している」に変更は?
・経済、金利見通し
⇒ドットチャート、昨年12月のターミナルレート(政策金利の最終到達点)に変化は?
・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長会見
⇒今後の利上げペース、継続か?
FXチャート
動画解説:ドル/円1分予想「利上げしてもドル買いは限定的!?」
ドル/円1分予想 抜粋
本日は27時にFOMC。ドル円の60分足は足元でドル買いが優勢となっているが、上値は重たい。FOMCの政策金利、一部では据え置き予想もあるが、予想通りに利上げがあったとしても、ドル買いは限定的になると見ている。しかし、利上げ継続の観測が強まればドル買いが強まり、133円台で上値模索の展開と見ている。ただ、政策金利が据え置かれる場合は急落して130円50銭付近まで下落する可能性があるので注意が必要。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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