この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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米ドル、反発鈍る?消費者心理、足踏み-米国2月ミシガン大学消費者態度指数/速報値
動画要旨
米国2月ミシガン大学消費者態度指数/速報値
2月10日、24時に、米国で2月ミシガン大学消費者態度指数・速報値が発表されます。
この指数は、ミシガン大学サーベイ・リサーチセンターによる、消費者500人への調査で、そのうち6割の結果を速報値として、全ての結果を確報値として発表します。GDPの約70%を占めると言われる個人消費の動向を素早く確認できるため、市場の注目度は高めです。加えて、サブ指標の期待インフレ率も注目されます。
米国2月ミシガン大学消費者態度指数/速報値を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、1月の消費者態度指数は64.9と、2022年5月以来の水準まで、消費者マインドが改善しています。
2つ目は、消費者マインドの改善はインフレ鈍化が後押しする格好になっている点です。FRBも注目するPCE価格指数は前年比で5.0%まで低下し、ディスインフレが進んでいます。また、ミシガン大学の調査でも、1年後の期待インフレ率は3.9%と、2021年5月以来の水準まで低下し、消費者も物価の上昇圧力後退を期待しています。
3つ目は、とはいえこのまま改善傾向が続くかは微妙。足許の消費が軟化しているほか、ガソリン価格が反発基調を示すなど、物価の低下スピードを緩める材料もあって、消費者マインド改善を抑制する危険はあります。
ドル/円の反応
米国2月ミシガン大学消費者態度指数/速報値
TEAMハロンズとしては、基調的なインフレピークアウト期待が消費者マインドを全体的に支えている状況は変わらないものの、直近の消費の落込みやガソリン価格反発で、消費者マインドは抑えられるとの思いから、結果を受けた市場の初期反応は下向きではないかと考えています。
ただ、1年先の期待インフレ率が強い結果となれば、FRBの早期利上げ停止期待が後退して、ドル円が上昇幅を広げるリスクもあり、注意は必要でしょう。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年2月8日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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