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ドル円は嵐の前の静けさか…FOMCと米1月雇用統計が新たなトレンドを作る!?【来週の米ドル/円予想】 FX 2023/1/27

目次

▼最新のドル円相場は…高安2円の小幅なレンジ推移
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認…レンジブレイクで127円?132円?
▼ドル円トレードで注意しておきたいポイント…レンジブレイクの可能性
▼来週のイベント

最新のドル円相場は…高安2円の小幅なレンジ推移

今週のドル/円は、概ね129.00-131.00円のレンジ内で方向感なく推移しています。米1月購買担当者景気指数(PMI)の結果を受け一時、131.12円まで上昇するも3カ月連続で、経済活動の拡大・収縮の分岐点「50」を割り込み、反落しています。 129円台前半では押し目買い、130円台後半では戻り売りが入りやすく上値が重く底堅い値動きが続いています。

ドル円相場をテクニカル分析で確認…レンジブレイクで127円?132円?

現在の状況をテクニカル分析で確認したところ、今週のローソク足は執筆時点(1月27日16時頃)で高安2.1円程で方向感がなく気迷い状況であることがわかります。127円台の安値から切り返したとはいえ、下落優位な状況に変わりないことから上値が重くなっています。来週は129.00-131.00円のレンジをブレイクしてトレンドを生み出すかに注目です。上抜けた場合は52週移動平均線(紫)が位置する「132.65円」付近、下抜けた際は2021年安値から2022年高値へフィボナッチリトレースメントを引いた際の半値押し水準「127.26円」が意識されそうです。

ドル円トレードで注意しておきたいポイント…レンジブレイクの可能性

日足チャート見るとMACDが直近の山より上を推移していることから、下落ペースが落ち着いてきました。また、10日移動平均線(緑)がサポートに切り替わったことで上昇に転じる可能性も出てきました。ただし、下降チャネルに沿って下落トレンドが継続していることや20日移動平均線(桃)がレジスタンスになっていることから上値が重たい状況は続いていますので、先述の通り129.00-131.00円のレンジ内での推移を意識しておきましょう。なお、来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や米1月雇用統計が控えているためレンジブレイクの可能性も十分に考えられるため重要イベントの発表前後の値動きには注意です。

来週の重要イベント

2/1☆米1月ADP全国雇用者数
2/1☆米1月ISM製造業景況指数
2/1☆FOMC政策金利
2/1☆パウエルFRB議長会見
2/2☆米新規失業保険申請件数
2/3☆米1月雇用統計
2/3☆米1月ISM非製造業景況指数

著者紹介

外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。

💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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