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ポンド/円 今日の見通し 「英小売りは例年12月にピークを付ける!…が2022年は異変の予感」トレード戦略 2023/1/20

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

・英12月消費者物価指数(CPI)は前年比+10.5%(予想+10.5%)と約41年振りの高水準だった10月の+11.1%から2カ月連続でインフレは鈍化した(1月18日)。

英9-11月失業率(ILO方式)は3.7%と前回(3.7%)から横ばい。賃金上昇率(除賞与、3カ月平均、前年比)は+6.4%と堅調な伸びを継続していた(1月17日)。

・英7-9月期国内総生産(GDP、改定値)は前期比-0.3%と速報値(-0.2%)が下方修正された。1月13日に発表された英11月月次GDPは前月比+0.1%(予想:-0.2%)となり4カ月ぶりのプラス成長となった(1月13日)。

・英12月製造業/サービス業購買担当者景気指数(PMI、確報値)はそれぞれ、45.3、49.9となり、製造業は速報値(44.7)から上方修正されたものの前月(46.5)から低下、サービス業は前月(48.8)から改善となったが、速報値(50.0)からは下方修正され、好不況の境目と言われる50.0に届かなかった(1月5日)。

・12月15日の会合でイングランド中銀(BOE)は0.5%の利上げを実施し、政策金利を3.50%とした。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中6人が0.50%の利上げ支持、2名は据え置き、1名は0.75%利上げを支持した。次回会合は2月2日。

今日のメインシナリオ

英小売りは例年12月にピークを付ける!…が2022年は異変の予感

本日は英12月小売売上高が発表される。
①英国の小売売上高は毎年12月に大きく上昇する傾向がある。これはクリスマスに向けて買い意欲が高まることが要因となっている。※表1参照

【表1 英国の小売売上高推移】

②2022年11月は高インフレの影響から、感謝祭後のブラックフライデーセールが不調だった。サイバーマンデーの売り上げは集計期間の関係で12月分に計上される。
③英国のインフレは昨年10月をピークに小幅ながら鈍化傾向となっている(とは言え依然として前年比+10%台だが…)。
通常であれば、小売売上高の増加は経済活性化の要因とみなされるが、今回に限ると①の季節性要因、②の反動、そして小さいながらも③が要因となっていることから、市場が予想する前月比+0.5%程度の増加では、ポンドにとってポジティブな反応は限定的となりそうだ。

一方で、結果が前月比でマイナスとなれば、①、②、③といった材料があるにもかかわらず、消費が鈍化していることを示すため、ネガティブサプライズでポンド売りが強まるのではないか。

個別の想定シナリオ

■英12月小売売上高が前月より悪化
⇒英国の小売売上高は例年12月にかけて上昇している
⇒昨年はその傾向が当てはまらないくらい景気が悪化していた
⇒BOEに利上げ幅縮小圧力が高まる
⇒ポンドは売られる

チャート分析

注目材料

16:00 英12月小売売上高

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は曇り空に太陽が覗き、ポンド/米ドルは雨。10時にポンド/円のRSI、ポンド/米ドルのボリンジャーバンドとRSIで売りシグナルが点灯。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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