午前の為替予想は… 米国のターミナルレート引き上げ観測とリセッション懸念が綱引き
作成日時 :2022年12月6日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
135.800-137.600円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は6日ぶりに反発。米11月雇用統計の良好な結果にもかかわらず、前週末に低下していた米長期金利が持ち直す中、前日比+1.8%の大幅高となった。東京市場では134.12円前後まで弱含む場面もあったが、NY市場では米11月ISM非製造業景況指数の予想外の上昇を受けて136.86円前後まで切り返した。
なお、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙の著名Fedウォッチャーは昨日、「根強い賃金上昇圧力を背景に、政策金利は投資家の想定を上回る水準まで切り上がる可能性がある」とする観測記事を配信した。米連邦準備制度理事会(FRB)のターミナルレート(利上げの最終到達点)引き上げが意識される中、ドルは本日も堅調を維持すると見られる。ただし、米2年債利回りが米10年債利回りを上回る逆イールドがさらに進行しており、市場では米国の景気後退(リセッション)への懸念が一段と強まっている点には注意が必要だろう。ドル/円は、昨日の上昇でショートカバーが一巡したと見られ、大幅に続伸する展開にはなりにくそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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