ドル円「24年ぶりの下落幅…どこまで下がる?年内120円台もあるか」中期テクニカル分析でわかる今後の米ドル見通し 2022/12/2

目次

▼パウエルFRB議長のハト派発言をきっかけにドル売り加速
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認
▼ドル円トレードで注意しておきたいポイント

パウエルFRB議長のハト派発言をきっかけにドル売り加速

ドル/円は、11月30日(27時)のパウエルFRB議長のハト派発言を受けて139円台半ばから137円台まで下落しています。12月1日に発表された米11月PCEデフレーターは前月からの伸びが鈍化したこと、また米11月ISM製造業景況指数が予想を下回る結果になったことからドル売りが加速。執筆時点(12月2日16時頃)で8月18日以来の134円台まで下落しています。

ドル円相場をテクニカル分析で確認

現在の状況をテクニカル分析で確認したところ、月足で見ると11月の大陰線は、高値と安値の間が11.32円となり、実に24年ぶりの下落幅を記録しました。9月10月のローソク足を包み込んでおり、上昇トレンドから転換を示唆する大陰線とも見て取れます。
また、今年の高値(10月:151.94円)から安値(1月:113.46円)に向けてフィボナッチリトレースメントを引いた38.2%押しの137円台前半を下抜けました。上昇トレンドの勢いが減速したことを示し、ここからまだ下落する可能性もあります。今後の下値のポイントは50.0%(半値押し)水準である132.70円付近です。同水準を下抜けすると130円台も視野に入ってきます。

ドル円トレードで注意しておきたいポイント

移動平均線、RSI(相対力指数)から見ても下落優位といえます。来週のドル円の方向を決めるのは「135円」になると見ています。過去を見ても意識されている水準ですので、今週の終値で135円台で踏みとどまれるか、135円割れになるのかに注目です。135円台で終われば、再び反発上昇の可能性がありますが、割り込んだ場合は上述の通り130円台に向けて下落優位となりそうです。

著者紹介

外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。その中で、今後の相場動向を予測するため価格変動の分析能力が必要だと感じ、国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)を取得。その後、24時間変動し続ける外国為替市場の魅力を伝えるべく2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。現在はこれまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。
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