午前の為替予想は… ドル/円大幅続落 135円の攻防が米雇用統計の焦点に
作成日時 :2022年12月2日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
134.000-137.200円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は前日終値から3円近く下落。前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けて米国の利上げペース減速が意識される中、137.00円、136.00円の節目を相次いで下抜けた。米10月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)の鈍化と米11月ISM製造業景況指数の悪化が確認されると、米長期金利の低下につれて約3か月半ぶりに135.21円前後まで下値を切り下げた。
本日は、心理的節目の135.00円と昨年2月以来タッチすることさえなかった200日移動平均線(134.52円前後)を維持できるかがポイントになりそうだ。NY時間には米11月雇用統計が発表される。市場予想は非農業部門雇用者数が20.0万人増、失業率が3.7%、平均時給は前年比+4.6%などとなっている。これまで比較的堅調だった米雇用市場にも減速感が出るようならドル売りの流れがさらに強まる可能性があろう。ただし、RSI(相対力指数)の30%割れなど一部のテクニカル指標には売られ過ぎを示すシグナルも出始めており、米雇用統計の結果次第では週末を控えて短期筋の買戻しが活発化する事も考えられる。
今朝 最新のドル/円チャート
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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