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豪ドル/円、12月RBA理事会後の中銀声明に注目 注目の高金利通貨 11月30日号

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

豪ドル/円(4時間足)


※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

・中国で反ゼロコロナ活動
・中国経済不安でリスクオフ
・日足は「マド」を開けて下落
・ゼロコロナ緩和期待で反発も伸び悩む

足元の豪ドル/円は1カ月半ぶりの安値圏へ弱含む展開

米感謝祭休暇明けの28日、中国各地でゼロコロナ政策に対する抗議活動が活発化したことを受けて同国の経済不安が高まると、豪ドルはチャートに「マド」を開けて下落。
株安・原油安でリスク回避の動きが強まる中、10月半ば以来の92.15円前後まで豪ドル安・円高が進みました。29日には中国がコロナ規制を一部見直すとの期待感から反発しましたが、93.10円台で伸び悩むと92円台へと押し戻されました。30日の東京市場でも92円台後半で推移しており、28日に開けた「マド」は閉められていません。
なお、この日発表された豪10月消費者物価指数(CPI)は前年比+6.9%と、市場予想(+7.6%)に反して9月の+7.3%から伸びが鈍化しました。

注目ポイントは豪中銀声明

豪中銀(RBA)は12月6日に政策金利を発表します。利上げ幅は今回も25bp(0.25%ポイント)にとどまるとの見方が優勢です。予想通りなら政策金利は3.10%に引き上げられる見通しです。
RBAは前回の声明でインフレは年内に8%前後でピークを打つとの見通しを示しましたが、30日に発表された豪10月CPIは前年比+6.9%に鈍化。依然としてRBAのインフレ目標である2-3%を大幅に上回っているため、利上げ継続の姿勢は維持すると見られますが、これまでよりもタカ派姿勢が弱まる可能性もあります。
インフレと景気の先行きに対する見通しおよび今後の利上げの道筋について、ロウ総裁が発表する中銀声明に注目が集まりそうです。

来週までの豪ドル/円の見通し

予想レンジ
91.0000~94.000円
基調
方向感模索

来週までの注目ポイント

☆12/6 RBA政策金利
・ 主要国株価、国際商品価格

「為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|60分足」はこちら

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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