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今日の豪ドル/円見通し「堅調な小売りが豪ドルを支える?中国の抗議運動に要警戒」2022/11/28

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・原油価格は上値が重い。中国で新型コロナの感染拡大が進んでいることから、同国での原油需要の減退観測が強まった。終値で1バレル=76ドル台まで下落(11月25日)。

・11月17日の豪10月雇用統計は、失業率が3.4%に低下して48年ぶりの低水準だった7月に並んだ。また、新規雇用者数は3.22万人増加して市場予想(1.50万人増)を上回った。

・11月16日に発表された豪7-9月期賃金指数は前年比+3.1%と予想の+3.0%を上回り、4-6月期の+2.6%から伸びが加速した。

・11月15日にRBAが発表した議事要旨では、住宅市場の悪化を警戒しつつ、利上げ幅を0.25%に留めたことが明らかになった。

・11月1日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を2.85%とした。

今日のメインシナリオ

堅調な小売りが豪ドルを支える?中国の抗議運動に要警戒

本日の注目は豪10月小売売上高となる。豪小売りはインフレの上伸にもかかわらず、2022年1月から9カ月連続で前月比プラスとなっている。インフレによる価格上昇が小売売上高が伸びる一因ではあるが、それでも旺盛な消費意欲が豪経済を支えていることは間違いない。10月分でも力強い伸びが確認できれば、RBAが利上げ幅の再拡大を検討した際に、RBAの背中を押す材料の一つになりそうだ。
懸念材料は中国。中国では長引くゼロコロナ政策に対し、遂に市民の怒りが爆発。各地で抗議行動が広がっている。中国当局の対応次第ではリスクオフの動きが強まる可能性がある。特に豪州は中国との交易関係が強いだけに、この中国の問題は豪ドル売り材料となり得るため注意しておきたい。

 

個別の想定シナリオ

■中国でゼロコロナ政策への抗議運動が拡大
⇒中国経済が混乱する可能性
⇒中国と交易関係の強い豪ドルにとって売り材料
⇒豪ドル/円は下落

チャート分析

今後の注目材料

豪10月小売売上高
中国の抗議運動

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは曇り空に太陽が覗いている。26日の5時に豪ドル/円の移動平均で売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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