2022年11月11日
【ドル/円】:強い下値抵抗に注意。戻り売り方針継続。
ドル/円は値幅が5円を超える大陰線の出現となり、大きな下げエネルギーを吐き出した形で終えています。短期トレンドは“ドル弱気”の流れですが、今年3月に付けた114.65を基点として下値を切り上げて来た中期的なサポートラインを守った位置にあり、中期トレンドは“ドル強気”の流れを変えていません。このトレンドの日足の抵抗が140.60-70に、週足の抵抗が140.00-10にあり、これらを割り込んで終えない限り、調整下げの範囲内となります。突っ込み売りにも注意が必要でしょう。 ドル買いは140.70-80で押し目買い。損切りは140.00で一旦撤退です。売りは1日様子見か142.00-10で戻り売り。損切りは142.60で撤退です。これが付いた場合は140.21で調整下げが終了した可能性が点灯します。 日足の上値抵抗は142.00-10,142.50-60,143.70-80に、下値抵抗は141.00-10,140.60-70,140.20-30,139.60-70にあります。
【ユーロ/円】:上値の重い展開。戻り売り。
ユーロ/円は高値圏から大陰線の出現となりました。日足の形状が悪化しており下値リスクが高い状態ですが、週足ベースで見た強い下値抵抗が143.10-20にありこれを守った状態にあるので、このレベルでの売りも慎重に。但し、143円割れで越週した場合は140円方向への新たな下落リスクが点灯します。下値リスクがより高いので、買いは様子見か143.20-30まで引きつけて。損切りは142.80で浅めに撤退です。売りは145.00-10の戻り待ちとします。損切りは“ニュートラル”な状態に戻す145.60で撤退です。
【ユーロ/ドル】:“ユーロ強気”押し目買い方針継続。
ユーロ/ドルは高値圏で引ける大陽線の出現となり、日足、週足ともに形状が改善して一段の上昇の可能性に繋げています。買いは1.0140-50で押し目買い。損切りは1.0100で一旦撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は1.0200-10,1.0240-50,1.0270-80,1.0310-20に、下値抵抗は1.0140-50,1.0120-30,1.0080-90にあります。短期トレンドは1.0000を割り込んで終えない限り変化しません。
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