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今日のポンド/円見通し 「米金利先高観の高まりはポンドの売り材料」トレード戦略 2022/11/4

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

・11月3日にイングランド中銀(BOE)は0.75%の利上げを実施し、政策金利を3.00%とした。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中2人がそれぞれ0.25%と0.50%の利上げ支持

・英10月製造業/サービス業購買担当者景気指数(PMI、改定値)はそれぞれ、46.2、48.8となり、速報値(45.8、47.5)から上方修正。製造業は2020年5月以来の低水準となった(11月3日)。

・英9月小売売上高(除自動車燃料)は前月比-1.5%と予想の-0.4%を大幅に下回る。前月分は-1.6%から-1.7%へ下方修正(10月21日)。

英9月消費者物価指数(CPI)は前年比+10.1%(予想+10.0%)と7月に記録した約40年振りの記録に並んだ(10月19日)。

・英4-6月期国内総生産(GDP、改定値)は前期比+0.2%と速報値の-0.1%から上方修正された(9月30日)。10月12日に発表された英8月月次GDPは前月比-0.3%と再びマイナス成長に転じている。

・10月11日に発表された、英6-8月失業率(ILO方式)は3.5%と前回(3.6%)から低下。賃金上昇率(除賞与、3カ月平均、前年比)は+5.4%と堅調な伸びを継続していた。

今日のメインシナリオ

ポンド/円は下落?米金利先高観の高まりはポンドの売り材料

11月3日にBOEは0.75%の利上げを実施した。CPIが約40年振りの高水準で高止まりしていることから、この決定は市場の予想通りのものとなった。一方で、GDPは2022年の第3四半期から2024年の第2四半期まで低下し続けるとの見通しを示したほか、ターミナルレート(今利上げサイクルでの金利の最高地点)が市場の予想よりも低くなるとしたことが『ハト派的』と捉えられて、ポンドは売られることとなった。
本日は米10月雇用統計が発表される。結果を受けた米金利に対する見通しがポンド/米ドル相場に大きく影響を与える。他方で、前述の通りBOEのハト派的な姿勢がFRBとの金利差拡大を招くとの思惑から、ポンドは対米ドルで売られやすい状況となっている。ポンド/円は米雇用統計の結果を見極めながら、売り場を探すことが良さそうだ。

個別の想定シナリオ

■米雇用統計が予想を上回る
⇒米金利のターミナルレートが上昇するとの思惑が強まる
⇒英金利のターミナルレートは想定よりも下になりそうだ(とBOEが言っている)
⇒英米金利差拡大の思惑からポンドは対米ドルで売られる
⇒ポンド/円は下落

チャート分析

注目材料

21:30 米10月雇用統計

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は曇り、ポンド/米ドルは晴れ。16時にポンド/円とポンド/米ドルのストキャスティクスで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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