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ドル/円、上伸期待も上値追い留意!インフレ後退は限定的-米国10月ISM非製造業景況指数
動画要旨
【米国10月ISM非製造業景況指数】
11月3日、23時に米国の 10月ISM非製造業景況指数が発表されます。この指標は、米供給管理協会、ISMが370社以上の非製造業の購買担当者へのアンケート調査をまとめた数字で、50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気縮小を示唆します。集計方法は、前月と比較し、「良い」、「変わらず」、「悪い」から選択してもらい、結果をパーセンテージで表したものとなります。
【米国10月ISM非製造業景況指数を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、9月の総合指数は56.7と、8月の56.9からほぼ横ばいでした。3月の58.3から低下していますが、コロナ感染症への脅威が後退したためビジネス活動は拡大気味で、サービス産業がアメリカの成長を支えています。
2つ目は、雇用指数は夏場にかけて鈍化しましたが、新規受注の底堅さに合わせて徐々に回復傾向を示し、企業側が労働者を採用しやすい状況となりつつあるようです。
3つ目は、価格指数も68.7へ低下し、インフレ圧力は緩和しつつあります。ただ、依然としてコロナ前と比較すれば高レベルであることに変わりはなく、経済活動がモノからサービスへ移行する中で、賃金上昇とコスト転嫁のための値上げで、価格の柔軟性には欠けるようです。
消費者信頼感指数や製造業景況感が鈍化する中で、果たして非製造業の好調さがどこまで続くのか気にかかります。
【結果とドル/円の反応】
米国10月ISM非製造業景況指数
TEAMハロンズとしては、消費者信頼感の低下など不安材料はありますが、全体的な消費の底堅さは維持されているとの思いから、②をメインシナリオと考えています。もっとも、4日の雇用統計を控え、どこまで上値を試せるか微妙な点はありますので、ご注意ください。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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