この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル円未踏の領域へ、底堅い他指標に続くか-米国9月小売売上高
動画要旨
【米国9月小売売上高】
10月14日、21時30分に米国の9月小売売上高が発表されます。米商務省が発表する小売売上高は、様々な規模の小売店の売上を毎月測定する方法で調査されます。個人消費がGDPの約3分の2を占めるため、その動向は米経済の勢いを示す指標とも言えます。また、FRBが注目する消費者支出の先行指標とも呼ばれるため、投資家の注目度は高いです。
【米国9月小売売上高を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、8月総合は0.3%増と予想外に強い伸びとなりました。自動車関連部品や飲食店の売上増加が消費を押し上げました。ただ、自動車を除く売上高は0.3%減少するなど、内容はもう一つでした。
2つ目は、消費意欲は強い。9月27日にコンファレンス・ボードより発表された9月消費者信頼感指数は108と、4月以来のレベルへ改善しているほか、10月5日に発表された底堅いISM非製造業景況指数などを踏まえると、消費者の購買意欲は強いことが窺えます。
3つ目は、消費活動のトレンドは低下傾向。小売売上高は、単月ではぶれの大きい指標のため、3カ月平均して、しかも前期比年率で見てみると、明らかに消費の伸びは抑制されている傾向が見て取れます。
こうした点を見ると、消費意欲は強いものの、インフレによる商品価格の上昇から、最終的に商品購入まで至らないケースも多いようです。
【結果とドル/円の反応】
米国9月小売売上高/前月比
TEAMハロンズとしては、小売売上の伸び鈍化傾向はあるものの、今月、これまで発表されたアメリカの経済指標が概ね底堅い結果が並んでいるため、消費マインドもしっかりしているとの思いから、②をメインシナリオと考えています。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
本日のYoutube配信URL(21:00開始)
円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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