この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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『米ドル1強』に変化?1㌦145円定着期待-米国9月非農業部門雇用者数
動画要旨
【米国9月非農業部門雇用者数】
10月7日、21時30分に米国の9月雇用統計が発表されます。
これまでの大幅利上げで需要鈍化を示すデータが見られる一方、金融当局の積極的な利上げ支持が和らぐ気配も見られません。
今年末から来年1-3月期にも、利上げサイクルが一巡するとの見方が基本ベースであるなら、当局者の姿勢にそろそろ変化の兆しが表れても良いのでは、との期待はあります。今回の雇用統計が、当局者の姿勢変化の着火剤となるか注目です。
【米国9月非農業部門雇用者数を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、8月分のNFP、31.5万人増にとどまり、引き締めの影響から雇用者数増加ペースは減速が続いています。ただ、そのペースは緩やかで、インフレをさらに低下させるには不十分との見方が優勢です。
2つ目は、足もとの雇用指数は強弱まちまち。表は、直近の雇用関連指標を並べたものです。
新規失業保険申請件数は、雇用統計の調査対象期間が毎月12日を含む1週間であるため、12日を含む週の結果を載せています。また、赤字は直近5カ月の内で、良かった数字、緑は最も悪かった数字です。
これを見ると、ISMの製造業と非製造業が弱かったときは、さすがにNFPも下振れた感じですが、今回はそうなっていませんので、極端な下振れは起きにくいのではないでしょうか。
3つ目は、年内利上げの道筋へのインパクトは限定的。賃金上昇は頭打ち傾向が見られるものの、これまでの雇用コストの増加分を価格へ転嫁する企業側の動きも続いていますので、インフレ減速やインフレ加速を極端に示すようなデータは出てこないと考えます。
【結果とドル/円の反応】
米国9月非農業部門雇用者数
TEAMハロンズとしては、好調なISM非製造業、失業保険申請件数の低下から、②をメインシナリオと考えています。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
10月11日のYoutube配信URL(21:00開始)
円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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