指値・ストップ注文のレート水準と数量がわかる「外為注文情報」から今後のポイントを探ります。
米ドル/円の145円前半にかけ総額100本近い売り、複数リスク要因で上方向は楽観的になれない
本日アジア時間からロンドン時間にかけての米ドル/円は底堅く推移。米長期金利が上昇するのに合わせて、ドル/円は144.749円まで上昇幅を広げた。もっとも、7日の雇用統計を控えて積極的な取引は控えられたようで、上昇幅は限定された。
144.800円から145.200円にかけて総額で100本(1本=100万ドル)近い売りオーダーが観測される。一方で、144円半ばから前半にかけて少額の買い指値注文が並んでいる。英経済政策の混乱、ウクライナ戦争、極東アジアの地政学リスクなどがあって、さすがに上方向を楽観的に見る投資家は少ないようだ。
※注文情報「米ドル/円」 1メモリ=1,000,000通貨
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