FX/為替予想「ポンド/円の上値は重い。英新政府の打ち出す経済対策への期待感が支えるが、円買い戻し調整の勢いが強いため」短期トレード 即効チャージ!ポンド 2022/9/9

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

・英8月製造業/サービス業購買担当者景気指数(PMI、確報値)はそれぞれ、47.3、50.9と前月(52.1、52.6)から低下。特に製造業は2020年5月以来の低水準となった(9月5日)。

・英7月小売売上高(除自動車燃料)は前月比+0.4%と予想の-0.3%を上回る(前月は+0.4%→+0.2%へ下方修正)(8月19日)。8月分は9月16日発表。

英7月消費者物価指数(CPI)は前年比+10.1%(予想+9.8%)と前回の6月分(+9.4%)からインフレは更に進んだ。1982年2月以降、初めてインフレ率が二桁を記録した(8月17日)。8月分は9月14日発表。

英4-6月失業率(ILO方式)は3.8%と前回(3.8%)から変わらず。賃金上昇率は+4.7%と堅調な伸びを継続(8月16日)。5-7月分は9月13日発表。

・英4-6月期国内総生産(GDP、速報値)は前期比-0.1%とマイナス成長となった。同時に発表された英6月月次GDPも前月比-0.6%と2カ月ぶりのマイナス成長(8月12日)。7月分の月次GDPは9月12日発表。

・8月4日にイングランド中銀(BOE)は0.50%の利上げを実施し、政策金利を1.75%とした。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中1人が0.25%の利上げ支持。次回会合は9月15日。

今日のメインシナリオ

ポンド/円の上値は重い。英新政府の打ち出す経済対策への期待感が支えるが、円買い戻し調整の勢いが強いため

トラス新首相は早速、家計にかかるエネルギー料金の上限を抑える計画を発表した。英国政府は具体的な費用を明かしていないが、この措置によりインフレ率が大幅に低下し、英国経済はリセッション入りを回避できるとの見解も出ている。こういった期待からここ最近、対米ドルで大きく売られてきたポンドは買い戻し優勢となっている。本日は英、米に経済指標の発表予定はない。トラス新政府が打ち出す経済対策への期待がもうしばらく対ドルでのポンドの下値を支えることとなりそうだ。
ポンド/円で見ると、ここ数日凄い勢いで円安が続いていたが、日銀・財務省・金融庁の三者会合や岸田首相と黒田日銀総裁の協議などによる円安けん制が功奏し、米ドル/円を中心に円の買い戻しが持ち込まれている。ポンド/円もこの影響から下値を模索することとなりそうだ。

個別の想定シナリオ

■英新政府の経済対策への期待が膨らむ
⇒ポンドは対米ドルで買い戻される
⇒ドル/円は今週急速に上昇した調整相場入り
⇒ポンド/円はジリ高

チャート分析

注目材料

なし

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は雨、ポンド/米ドルは晴れ。13時にポンド/円のストキャスティクスで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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