読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX/為替予想「豪ドル/円は米経済先行き懸念で上値が重い、注目は22時の要人発言!」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/6/29

最新号はコチラ

豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、為替情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・WTI原油価格は続伸。UAEとサウジアラビアに増産余地があまりないと報じられた。これにより増産幅拡大期待が低下。一時、1バレル=112ドル台まで上昇した(6月28日)。

・6月28日の報道で、中国は今後海外からの入国者への隔離期間を短縮する方針と伝わった。

・5月分の豪雇用者数は6.06万人増と予想の2.5万人増を大幅に上回る。失業率は前月とおなじ3.9%に留まったが、労働参加率が66.7%(前月66.3%)へ上昇。過去最高となった(6月16日)。

・2022年1‐3月期の豪賃金指数(前年比)は+2.4%と前期(+2.3%)を上回る。しかしRBAの目標とする3%には届かず。6月15日に公正労働委員会が最低賃金の5.2%引き上げを発表。これにより賃金指数の伸びも加速しそうだ。

・6月7日の豪準備銀行(RBA)理事会で政策金利を市場予想(0.25%~0.40%)を上回る0.50%の利上げを実施。今後も大幅利上げの可能性がある。

・4月27日発表の豪2022年1‐3月期 消費者物価指数(CPI)は前年比+3.7%(トリム平均)とRBAの目標レンジ(2~3%)を突破。市場の予想(+3.4%)を大きく上回る結果となった。

今日のメインシナリオ

豪ドル/円は米経済先行き懸念で上値が重い、注目は22時の要人発言!

本日は豪5月小売売上高が発表される。このところの豪ドル相場を主導していたのは、米国や世界経済の見通しに対するリスクマインドの増減だった。この状況は変わらないことから、豪小売売上高の結果に対する反応は一時的なものとなりそうだ。
昨日の米国時間は、注目されていた米6月消費者信頼感や6月リッチモンド連銀製造業指数はともに悪化。6カ月先の期待指数も悪化していた。これらの結果を受けて、リスクオフの米ドル買いが強まり豪ドルは対米ドルで下落。一方で、米ドル/円は日米の金融政策の方向性の違いが再度意識されて底堅く推移。豪ドル/米ドルと米ドル/円の掛け合わせ通貨(クロス円)となる豪ドル/円は豪ドル/米ドルに引っ張られて下落する形となった。

米国をはじめとした世界的な経済減速懸念は付き纏う。そのため、資源国通貨である豪ドルは上値が重い展開が予想される。そういった視点から、欧米の経済後退懸念が払しょくされるようなもの(経済指標や要人発言)に注目が集まる。本日は日本時間の22時にECBフォーラムにて、米パウエルFRB議長、欧ラガルドECB総裁、英ベイリーBOE総裁の講演が予定されている。ここで景気後退に対する懸念が少しでも晴れれば豪ドル/円は95円を目指す動きとなるのではないか。

個別の想定シナリオ

■米国経済の後退懸念が払しょくされない
⇒資源需要低下懸念
⇒豪ドルは資源国通貨
⇒豪ドル/円は上値が重い

チャート分析

今後の注目材料

欧米の要人発言

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。6時に豪ドル/円の移動平均で売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

f:id:navimedia:20200115123814:plain

経済指標カレンダーはコチラ

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。