
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也
トルコリラ/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
直近1週間のポイント
・リラ買い介入削減観測
・世界的株安でリスク回避ムード
・ドル/円下落の影響も
足元のトルコリラ/円は2カ月ぶりに8円台を割り込んで下落
トルコ当局がドル売り・リラ買い介入を減らしているとの観測報道などが重しとなり、19日に7.9円台へと下落。
3月以来2カ月ぶりに1リラ=8円の大台を割り込みました。
その後、23日には8.115円前後まで反発する場面もありましたが、世界的に株価が軟調に推移するなど市場のリスク回避ムードが強まる中、24日には再び8円台を割り込んで反落。
25日朝には、3月11日以来の安値となる7.829円前後まで下落する場面もありました。
ドル/円が24日の海外市場で1ドル=127円台を割り込んで円高が進んだ事も、リラ/円の下落に拍車をかけました。
注目ポイントはトルコ中銀
26日、トルコ中銀が政策金利を発表します。
今回も利上げに動く気はなさそうで、政策金利は14.00%のまま維持される見込みです。
エルドアン大統領の意向もあって中銀を含む当局は、利上げ以外の策で70%を超えるインフレを抑え込む考えを示しています。
例えば、国内預金の流出を阻止するための補償などでリラ安を止める事を優先させていますが、思わしい効果は上がっていません。
リラの対ドル相場は年初来で約12%下落しており、結果的に輸入物価の上昇を招いています。
そうした中で中銀が政策金利を据え置けば、一段とリラ安が進む可能性もあるでしょう。
来週までのメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
7.600~8.000円
基調
下値不安
来週までの注目ポイント
☆5/26 トルコ中銀政策金利
・主要国株価 国際商品価格
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
