FX/為替予想「豪ドルへの影響はなし？アルバニージー政権誕生」短期トレード即効チャージ！豪ドル　2022/5/23

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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今日の豪ドルトレードシナリオ

ここまでの相場

・4月27日発表の豪2022年1‐3月期 CPIは前年比+3.7%（トリム平均）とRBAの目標レンジ（2～3%）を突破。市場の予想（+3.4％）を大きく上回る結果となった。

・5月3日のRBA理事会で政策金利を市場予想（0.25%）を上回る0.35%へ利上げを実施。保有国債については満期償還させる方針を明らかにした。

・5月6日に公表されたRBA四半期金融政策報告では、「今後さらなる利上げが必要となるだろう」と追加利上げを示唆。

・2022年1‐3月期の豪賃金指数（前年比）は+2.4%と前期（+2.3%）を上回る。しかしRBAの目標とする3%には届かず（5月18日）。

・4月分の豪雇用者数は0.4万人増と予想の3.0万人増を下回る。ただ、失業率は市場最低の3.9%、雇用者数も正規雇用者数が大幅増加していたため、内容は悪くない（5月19日）。

・WTI原油価格は中国・上海のコロナ規制緩和期待やEUの「ロシア産原油の禁輸方針」などによるひっ迫懸念から、一時1バレル＝114ドル台まで買い戻された（5月20日）。

・中国、上海は6月中に同市の経済正常化を目指すと表明。5月16日からは徐々に経済活動を再開している。一方で、北京では首都中枢地区近くが22日まで封鎖される（5月22日）。

・5月21日に行われたオーストラリアの総選挙は労働党が勝利をおさめ、9年ぶりの政権交代となった。もっとも事前から労働党有利が伝わっていたこともあり、週明けの豪ドル相場に混乱はみられていない（5月23日）。

今日のメインシナリオ

豪ドル相場への影響は限定的？アルバニージー政権誕生

週末の5月21日に行われたオーストラリアの総選挙では、事前予想通りアルバニージー党首率いる労働党が勝利を収めた。これによりオーストラリアでは9年ぶりに政権交代が起こったわけだが、
①事前から労働党有利が伝わっていた
②今回の総選挙では労働党と保守連合（旧政権）の掲げる経済政策に大きな違いはなかった
③波乱なく選挙が終了
といったことから豪ドル/円相場は波乱なく週初を迎えている。
本日は為替相場に大きな影響を与えそうな経済指標の発表はない。
引き続き米国をはじめとした主要国の経済減速懸念によるリスクオフ。中国のロックダウン解除（6月中目標）への期待などによるリスクオン。といった「思惑」が豪ドル/円相場を主導することとなりそうだ。本日も市場のリスクセンチメントの変化には要注意となる。

個別の想定シナリオ

■リスクオン/オフの材料に反応しやすい
⇒豪ドルはリスクセンチメントの変化に敏感
⇒豪ドル相場は不安定

チャート分析

今後の注目材料

世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに晴れ。豪ドル/円、豪ドル/米ドルの移動平均で、8時に買いシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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