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FX/為替予想「豪ドル/円、ウクライナ情勢の更なる混迷により再び注目集まる!」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/4/13

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・豪2021年第4四半期 消費者物価指数(CPI)は前年比+2.6%(トリム平均)と豪中銀(RBA)の目標レンジ(2~3%)の中央値を突破。

・RBAがCPIのほかに注視するのが賃金指数。この賃金の伸びが前年比3%を超えるのをRBAは目安にしている。2021年第4四半期前年比+2.3%(最新)。

・4月5日のRBA理事会で政策金利は0.10%で据え置いたが、声明文からインフレの高騰に対して「忍耐強く対応する」の文言が削除された。

・2月分の豪雇用者数は7.74万人増と大幅増。失業率は4.0%と2008年2月、同年8月に並ぶ13年ぶりの低水準(統計開始史上最低)。次回、4月14日発表

・中国、一部都市ロックダウンにより景気回復に遅れの可能性浮上。上海市のロックダウンは全面解除まで少なくとも数週間はかかる見通し(4月11日時点)。

・WTI原油価格はウクライナ情勢の長期化懸念で、一時1バレル=101ドル台まで大幅反発(4月12日)。

・豪10年債利回り、2015年7月以来の3%台乗せ(4月11日)。

今日のメインシナリオ

豪ドル/円、ウクライナ情勢の更なる混迷により再び注目集まる!

ロシアのプーチン大統領はウクライナへの侵攻を正当化し、攻撃の継続を表明。これにより原油価格は一時101ドル台に乗せるなど大幅反発。インフレ動向の先行指数として注目されるCRB指数も約2週間ぶりの水準まで上昇している。
豪ドルは国内要因で見るとRBAのタカ派化転による豪金利先高観が買い材料。
国外要因で見ると、ウクライナ情勢の更なる混迷への懸念でコモディティ価格が再び上昇に転じつつある。
資源国通貨の代表格であり、ウクライナから地理的に遠い豪ドルは再び買われやすくなりそうだ。

原油価格は底堅い推移が予想される。ロシア産原油の禁輸をもくろむEUがOPECに対して増産を要求したものの、OPECが「ロシアの産出量をカバーするのはほぼ無理」と一蹴したことで、将来の逼迫懸念が出たためだ。ただ、「上海のロックダウン長期化懸念で期近の需要が軟化するのでは?」との噂もあるため、原油価格には要注目だ。

本日はオーストラリアの隣国で同じ資源国通貨でもある、ニュージーランド(NZ)の政策金利の発表が予定されている(11:00)。市場では現時点で約65%が0.50%の利上げを予想している。数日前までは90%近くが0.50%利上げ予想をしていたことを考えると、市場は「NZ準備銀行(RBNZ)が若干トーンダウンしている」との見方を強めつつある模様。仮に0.25%の利上げになったとしても、NZドルの失望売りはさほど多くないだろう。豪ドルへの影響も大きくはなさそうだ。

 

個別の想定シナリオ

■ウクライナ情勢の更なる混迷懸念
⇒原油をはじめとしたコモディティ価格の上昇
⇒豪ドルは資源国通貨の代表格
⇒豪はロシアから地理的に遠い
⇒豪ドル/円は買われやすい

チャート分析

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今後の注目材料

コモディティ価格動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは曇り空に太陽が覗いている。豪ドル/米ドルのRSIで7時に買いシグナルが点灯。

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【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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