シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート10万枚超に増加
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング小幅に減少
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショート小幅に増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート10万枚超に増加】
3月29日時点で円のポジションは、ドルに対して10.2万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが大幅に取り崩されたことから、ネットショートは前週から2.4万枚増加。
期間中のドル/円相場は、日銀が国債を無限に買い入れる指値オペを実施したことを受けて125.08円前後まで上昇し、6年7カ月ぶりの高値を付けた。
円安の流れが強まる中、投機筋による損失確定の円売りがドル/円の上昇に拍車をかけたと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング小幅に減少】
3月29日時点でユーロのポジションは、ドルに対して2.1万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショートとも小幅に取り崩された結果、ネットロングは前週から0.2万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は、ウクライナ情勢への懸念がくすぶる中、1.094ドル台へと弱含んだが、その後は一時1.113ドル台を回復するなど乱高下した。
そのような相場展開の中、投機筋の動きはポジション調整が主流だったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート小幅に増加】
3月29日時点でポンドのポジションは、ドルに対して4.0万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが小幅に取り崩されたことから、ネットショートは前週から0.3万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は、英2月消費者物価指数(CPI)が30年ぶりの高水準となったことから一時1.3298ドル台前後へ強含んだが、その後は1.3050ドル台へと弱含んだ。
方向感のない値動きだったことから、投機筋の動きはポジション調整の範囲内にとどまったようだ。
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IMMポジション
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