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ドル/円:“ドル強気”、一段の上昇の可能性が点灯中。

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ドル/円:“ドル強気”、一段の上昇の可能性が点灯中。

直近の日足は、前日足から下寄りのスタートとなったが下値を攻めきれず陽線で切り返している。下値を急角度で切り上げる流れの中で強い上値抵抗も着実にクリアしており、短期トレンドは非常に強い状態を保っている。3/11の陽線が新たな上昇トレンド形成の動きに入ったことを示しており、今週も上値トライの動きが継続する可能性が高い。今回のドル急伸の過程で、116~117円台にあった上値抵抗を素通りしており、116円台の足元の弱さを残しているが、トレンドが強い状態にあるので、これを試すのは目先天井を見てからとなりそうだ。目先は浅い押し目を拾って流れに付いて行く方針で。但し、日足が117.70以下で終えた場合は急角度で下値を切り上げて来た流れから外れて、下値リスクが点灯する。さらに、117.30-40の抵抗を切り崩して117.00割れを見た場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して116~117円台の足元を固め直す動きが強まり易くなる。この場合でも115円を割り込んで終えない限り、短期トレンドは“ドル弱気”に変化しない。日足の上値抵抗は119.60-70,120.50-60,121.30-40に、下値抵抗は118.50-60,117.70-80,117.30-40,117.00-10にある。21日、120日、200日移動平均線は116.18,114.54,112.79に位置しており、短期トレンドは“ドル強気”の流れにある。 一方週足を見ると、前週足から上寄りのスタートとなり、そのまま高値圏で引ける陽線引けとなった。2週間で4円50銭の急上昇を見た後で、一呼吸置く可能性があるが、新たな上昇トレンドに入って日が浅いため、深い押しにも繋がり難く、一段の上昇に繋がる可能性がより高い状態にある。今週の週足ベースで見た上値抵抗は120.20-30,121.30-40,122.50-60に、下値抵抗は118.50-60,117.20-30にある。全て下抜けて越週するか、値動きの中で117.00割れを見た場合は短期トレンドが変化して、調整下げ局面入りの可能性が高くなる。その場合でも115円を割り込んで終えない限り、トレンドは大きく変化しない。 今週の戦略は、ドル買いは118.50-60で押し目買い。損切りは117.80で一旦撤退。ドル売りは今週いっぱい様子見としたい。 上値は119.30-40,119.60-70,120.20-30,120.50-60、121.10-20,121.30-40に強い抵抗があるが、どこまでクリア出来るかトライする動きが継続しよう。下値は118.90-00に軽い抵抗が、118.50-60、118.10-20、117.70-80にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されるが、全て下抜けて終えた場合は、日足の形状が若干悪化して下値リスクが点灯、117.30-40,117.00-10の抵抗を全て下抜けた場合は、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して、急伸時にすり抜けた116~117円ゾーンの足元を固め直す動きが強まり易くなる。可能性が低いと見るが115円割れで終えた場合は、短期トレンドが“ドル弱気”に変化して下値余地がさらに拡がり易くなる。 

ドル/円【日足】期間:2021/07/15~2022/03/18(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様) f:id:okinawa-support:20220321085248p:plain

ドル/円【週足】期間:2019/02/01~2022/03/18(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:短期トレンドは“ユーロ強気”。133円超えの越週で一段の上昇へ。

直近の日足は小陽線で終え小幅続伸となった。単体では上昇エネルギーの強いものではないが、3手前の陽線が130円台に乗せて終えたことにより、短期トレンドが“ユーロ強気”に変化しており、急反落にも繋がり難いと見られる。一方で、132.50-60超えに日足の上値抵抗が、133.00-10に週足の抵抗が控えており、これにぶつかる可能性にも注意する必要がありそうだ。但し、日足が133.20超えで終えた場合は、中期トレンドも“ユーロ強気”に変化して一段の上昇に繋がり易くなる。逆に、130円台を維持出来ずに終えた場合は、急伸の流れが一服して調整下げに入る可能性が高くなる。この場合でも129.50-60の抵抗を実体ベースで下抜けて終えない限り、短期トレンドは変化しない。日足の上値抵抗は132.50-60,133.10-20に、下値抵抗は131.20-30,130.20-30,129.50-60にある。21日、120日、200日移動平均線は128.89,129.96,130.02に位置しており、短期トレンンドをサポートしているが、129.50を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化して、一段の下落に繋がり易くなる。 一方週足を見ると、2週連続大陽線が出ており、3手前の大陰線の値幅を大きく切り返す位置に戻している。短期トレンドは非常に強い状態を維持しているが、一方で、この急伸で大きな上昇エネルギーを費やしていることや、132.60-70,133.00-10に週足ベースで見た強い上値抵抗が控えていることから、これらを上抜けきれない可能性にも注意する必要がある。但し、133円台で越週した場合は、新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇に繋がり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は132.60-70,133.00-10、134.10-20に、下値抵抗は、130.90-00,129.50-60にある、全て下抜けて越週した場合は短期トレンドが変化して128.00-10以下の足元を固め直す動きへ。 今週の戦略は、ユーロ買いは130.50-60の押し目待ち。下値余地を130.20-30まで見ておく必要がある。損切りは短期トレンドが変化する129.40に置く必要がある。売りは、トレンドが強い状態を保っているので、今週いっぱい様子見か133.20に損切りを置くなら132.60-70まで引きつけて軽く売り向かい。 上値は、132.00-10,132.50-60,132.80-90,133.00-10,133.10-20に強い抵抗が控えており、全てをクリアしきれない可能性にも注意が必要だが、日足が133.20超えで終えれば新たな上昇トレンド形成の動きに入る可能性が高くなり、134~135円方向への一段の上昇に繋がり易くなる。下値は、131.20-30に日足の抵抗があるが、割り込んで終えた場合は急角度で上昇して来た流れが一服して、調整下げ余地がもう一段拡がり易くなる。下値余地がまだ限られる可能性が高いと見るが、130.50-60,130.20-30、129.50-60の抵抗を全て下抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化して一段の下落リスクが点灯する。この場合は128.00-10以下の下値抵抗の強さを確認する動きが強まろう。但し、124.50以下で越週しない限り、下値余地も拡がり難く、126.50以下の突っ込み売りにも注意する必要がある。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2021/08/31~2022/03/18(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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