豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日の豪ドル トレードシナリオ
ここまでの相場
・豪2021年第4四半期 消費者物価指数(CPI)は前年比+2.6%(トリム平均)と豪中銀(RBA)の目標レンジ(2~3%)の中央値を突破。
・RBAがCPIのほかに注視するのが賃金指数。この賃金の伸びが前年比3%を超えるのをRBAは目安にしている(現状2.2%)。次回発表は2月23日。
・2月17日の豪州での新型コロナ新規感染者数は約27,990人。
・1月分の豪雇用者数は1.29万人増と1月は新型コロナの感染拡大があったにもかかわらず堅調な結果。失業率は4.2%と2カ月連続で2008年8月以来13年ぶりの低水準。
・ウクライナ情勢を巡る地政学リスクへの警戒感が上昇中。
・2月1日のRBA理事会で量的緩和を2月10日を最後に終了、近い将来の利上げは示唆せず。
・WTI原油価格はイラン産原油の市場復帰期待もあり反落。
・「あと2回四半期CPIを見てインフレ高進の持続を確認したい」(ロウRBA総裁 2月11日の議会経済委員会での発言)。
今日のメインシナリオ
ウクライナ情勢への警戒感。週末を控えリスク回避姿勢強まる?
ウクライナを巡る緊張が高まっており、昨日は東京の午後から世界的にリスクオフの株安となった。この流れは本日も継続して、世界的な株安が豪ドル売りの要因となりそう。特に週末を控えていることでリスク資産は調整売り。無事来週を迎えることが出来れば、再びポジションメイクといった1週間前と同じことが繰り返されると予想している。このリスク警戒感を払しょくするにはロシアのウクライナ国境からの後退(口先ではなく)が必要。ウクライナ情勢の改善がなければ、上がったところは売り場となる。個別の想定シナリオ
■ウクライナ情勢への警戒感
⇒世界的に株価は下げやすい
⇒株価動向に敏感な豪ドルは売られやすい
⇒豪ドル/円も売られやすい
■週末を控えたリスク警戒感の高まり
⇒リスク資産は調整売り
⇒豪ドルも売られる
⇒豪ドル/円も下落
チャート分析
注目材料
ウクライナ情勢
週末を控えたポジション調整
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨となっている。豪ドル/米ドルのRSIは8時に買いシグナル点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>
- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
豪ドル ちょい足し情報
豪統計局が公表した2021年の海外からオーストラリアへの旅行客は全部で24.6万人でした。しかもそのうちの約40%がお隣NZからでした。コロナ前の2019年の旅行者数が950万人だったので、大幅に減っていることがわかります。2021年の国別旅行者では10位の香港が3,120人。日本はトップ10に入っていませんでした。
経済指標カレンダーはコチラ
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。