メキシコ中銀は10日、1月に就任したロドリゲス新総裁の下での初会合を開催し、政策金利を市場予想通りに5.50%から6.00%に引き上げた。また、今後数カ月間でさらに50bp(0.50%ポイント)の利上げを3回実施して政策金利を7.50%まで引き上げるとの予測を示した。ただ、ペソは利上げが織り込み済だったためか反応薄だった。対円では、日銀が無制限の国債買い入れオペ(指値オペ)を通告した事もあって、一時5.692円前後まで強含んだが、その後は上げ幅を縮小。メキシコ中銀の利上げ後もペソの戻りは鈍かった。対ドルでは米1月消費者物価指数の上振れを受けたドル高・ペソ安の流れを変える事はできなかった。
もっとも、ペソの下値余地は小さいと見られ、対円では今後も上昇基調を維持すると考えられる。メキシコ中銀会合前には、一部にロドリゲス新総裁の政策スタンスが不透明な事を不安視する声があった。しかし、声明で利上げを継続する姿勢を示した事でハト派化への懸念は後退していよう。今後のペソ相場については、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ加速観測が根強いドルに対してはともかく、日銀が大規模金融緩和を維持する構えの円に対しては強含むと見るのが自然だろう。
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