メキシコペソ/円(4時間足)
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
直近1週間のポイント
・米1月雇用統計でドル高/ペソ安とドル高/円安
・市場心理はいくぶん改善
・3週間ぶり高値へ小幅高
足元のメキシコペソ/円は強含みの保ち合いが継続
4日の米1月雇用統計で進んだドル高・ペソ安とドル高・円安の動きに挟まれてペソ/円は小幅な値動きが続いています。
ただ、世界的な長期金利の上昇を嫌気した株価の下落が一服した事で市場心理がいくぶん改善しており、その分だけ小幅にペソ高・円安に振れているようです。
メキシコペソの固有材料には乏しい中でしたが、3日に続き、4日も5.55円割れで下げ渋る底堅い展開となりました。
その後、9日の東京市場では5.609円前後まで強含んでおり、1月19日以来の高値を付ける場面もありました。
注目ポイントはメキシコ中銀
メキシコ中銀は10日に金融政策決定会合を開催します。
前回、昨年12月の会合では5会合連続となる利上げを決めました。
インフレ率が中銀目標の2-4%を大幅に上回る7%台に上昇している事から、今回も50bpの追加利上げを行い政策金利を6.00%に引き上げると予想されています。
仮に予想通りに利上げを行っても、政策金利はインフレ率を下回る水準にとどまる可能性が高い事から、ペソが上昇するためには中銀が一段の利上げに前向きな姿勢を示す事が必要になるでしょう。
なお今回は、1月に就任したロドリゲス新総裁にとって初会合となります。新総裁の下でインフレ抑制に向けた引き締めスタンスをこれまでどおりに踏襲するのか注目を集めそうです。
また、会合の前日9日にはメキシコ1月消費者物価指数(CPI)が発表されます。
インフレ率(CPI前年比上昇率)は7.01%と予想されており、前月の7.36%からやや鈍化する見通しです。
来週までのメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
5.500~5.675円
基調
方向感模索
来週までの注目ポイント
・2/9 メキシコ1月消費者物価指数
☆2/10 メキシコ中銀政策金利
・主要国株価 原油価格
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