ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日のポンド トレードシナリオ
ここまでの相場
・北アイルランド議定書を巡り1月24日にシェフチョビッチEU副委員長とトラス英外相が面談をし、建設的な協議が出来たとのこと。今後も問題解決に向け協議を続けることになった。
・英国内では2月7日の新型コロナ新規感染者数が5万7623人。
・2月3日のイングランド中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)で0.50%へ0.25%の利上げ(市場予想通り)。MPCメンバーの9人中4人は0.50%の利上げを支持。
・ウクライナ情勢への地政学リスク懸念。
・英11月失業率(ILO方式)は4.1%と前回(4.2%)よりも低下。
・英12月消費者物価指数(CPI)は前年比+5.4%とインフレは加速。
・ジョンソン首相ロックダウン下での度重なるパーティー疑惑で支持率低下。
・ラガルドECB(欧州中央銀行)総裁の発言を機にユーロの早期利上げ期待が後退。
今日のメインシナリオ
ユーロ後退でポンドは再浮上。
2月7日にラガルドECB総裁が「いかなる政策修正も緩やかなペースで行う」と、早期利上げ観測を沈静化させたことでユーロ買いが一服。特にポンドは、BOEが実際に利上げを行ったにもかかわらず、ユーロの早期利上げ期待から対ユーロで大きく売られていたため反発。対ユーロではポンドの買い戻し余力はまだありそうだ。重要経済指標の発表が予定されていない本日は、欧米株価動向がメインドライバーとなるが、ECB側に複数の要人発言も予定されている。ここで市場の早期利上げ期待を更に冷ますような内容が出てくれば、対ユーロでのポンド買い戻しはさらに強まりそうだ。懸念点は引き続き、ジョンソン首相の政治的な不透明感とウクライナ情勢となりそうだ。個別の想定シナリオ
■ECBによる市場のユーロ早期利上げ沈静化
⇒ポンドは対ユーロで買い戻しが入りやすい
⇒ユーロ/ポンドは下げやすい(ポンド買い)
⇒ポンド/円を支える要因となる
■ジョンソン首相の政治的不透明感
⇒ポンドの上値を抑える要因
⇒ポンド/円は上値追いとまではいかない
チャート分析
注目材料
英国内の政治不透明感
ウクライナ情勢
17:00 デコススペイン中銀総裁、発言
26:00 ビルロワドガローフランス中銀総裁、発言
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円、ポンド/米ドルともに快晴。ポンド/米ドルのRSIは14時に買いサインが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
ポンド ちょい足し情報
2030年のサッカーワールドカップの開催地の誘致をイングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドから成る英国4協会とアイルランドは立候補しない旨を共同声明として発表した。この大会は第1回大会(1930年)からちょうど100年目を迎える記念大会。第1回大会開催国のウルグアイがアルゼンチンなどの周辺国との共同開催を希望している。
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