豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日の豪ドル トレードシナリオ
ここまでの相場
・豪2021年第4四半期 消費者物価指数は前年比+2.6%(トリム平均)と豪中銀(RBA)の目標レンジ(2~3%)の中央値を突破。
・RBAは賃金の伸びが3%を超えるのを目安にしている(現状2.2%)。次回発表は2月23日。
・2月6日の豪州での新型コロナ新規感染者数は約23,750人。
・12月分の豪雇用者数は6.48万人増と歴史的な増加を見せた11月分からは減少したものの、堅調な結果。失業率は4.2%と2008年8月以来13年ぶりの低水準。
・ウクライナ情勢は「いつロシアの攻撃が始まってもおかしくない状況」。欧米中心に警戒感が強まっている。
・2月1日のRBA理事会で量的緩和を2月10日を最後に終了、近い将来の利上げは示唆せず。
・中国は旧正月明けで本日から市場復帰。
・WTI原油価格、一時2014年9月以来の1バレル=93ドル乗せ。
今日のメインシナリオ
金融政策の差から日本円最弱。豪ドル/円は下がれば買いのイメージを。
ウクライナ情勢などをはじめとしたエネルギー逼迫懸念により、エネルギー価格をはじめとした資源価格の上昇が豪ドルを支える要因となる。他方、先週発表された米雇用統計が予想外の結果(強すぎる)となったことから、米国では3月の0.5%利上げ論や年7回利上げ論が強まってきている。そのため、米金融政策引き締め警戒による米国株売り、米ドル買いとなると資源国通貨売りも入りやすくなる。豪ドルは対米ドルでは上値を伸ばせない状況が続きそうだ。一方で対日本円となると、利上げ(金融引き締め)に舵を切り始めた主要国中銀に対して、日銀は引き続き緩和思考。金融政策の差から豪ドル/円も底堅い推移が予想される。ウクライナ情勢には引き続き警戒が必要。個別の想定シナリオ
■底堅いエネルギー価格
⇒豪ドルにとっては支援材料
■米国の金融引き締め加速警戒
⇒米株売り、米ドル買い
⇒豪ドルは売られやすい
■中央銀行の金融政策スタンスの差警戒
⇒日本円は売られやすい
⇒豪ドル/円は底堅い
チャート分析
注目材料
09:30 豪・四半期小売売上高
10:45 中・1月Caixinサービス業PMI
ウクライナ情勢
日米株価動向
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に晴れ間が覗き、豪ドル/米ドルは雨がポツポツ。豪ドル/米ドルのRSIは8時に売りシグナル点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
豪ドル ちょい足し情報
オーストラリアのモリソン首相は、オーストラリアへの海外旅行者の入国は4月中旬頃には可能となる見通しを示しているが、実は州によっては日本からのワクチン接種済みの旅行者を昨年12月15日から隔離なしで受け入れているとのこと。こちらの気持ち次第となりますが、オーストラリアへの旅行は可能です。
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