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ドル/円:ドル堅調。115.70超えで終えれば一段の上昇へ。113.50割れで終えれば短期トレンドに変化。

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ドル/円:ドル堅調。115.70超えで終えれば一段の上昇へ。113.50割れで終えれば短期トレンドに変化。

直近の日足は値幅の小さい陽線引けとなり上値余地を探る動きに繋げている。短期トレンドは“ドル強気”の流れを変えていないが、115.40~115.70ゾーンに日足の上値抵抗が控えており、115.70超えに実体を戻すまでは上値余地も拡がり難い。トレンドが強い状態を保っているので、ドルの押し目買いの戦略が有効だが、114円を維持出来ずに終えた場合は下値リスクが点灯、113.50-60の抵抗を守りきれずに終えた場合は短期トレンドの変化に要注意。日足の上値抵抗は115.40-50,115.70-80,116.40-50,117.10-20に、下値抵抗は114.90-00,114.50-60,113.90-00,113.50-60にある。21日、120日、200日移動平均線は114.66,113.08,111.79に位置しており、短期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりない。 一方直近の週足見ると、十文字の寄せ線で終えており、週初の寄り付き水準に戻して引けている。下ヒゲが長く、下値トライに失敗した影響がより強い形となったことから、この反動で、週初から上値トライの動きが先行すると見られるが、日足と同様に115.40~115.70ゾーンに週足の上値抵抗があり、これにぶつかる可能性にも注意する必要がある。一方下値は、114.00-10に強い抵抗があるが、これを割り込んで越週した場合は下値リスクが点灯、112.50割れで越週した場合は新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、ドルの下落幅拡大の可能性に注意が必要となる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、115.30-40,115.70-80,117.10-20に、下値抵抗は前述の114.00-10,113.00-10,112.50-60にある。31週、62週移動平均線は112.35と109.84に位置しており、中期トレンドをサポートしている。 月足を見ると、1月足は十文字の寄せ線で終え、上下の抵抗を抜けきれずに月初の寄り付き水準に戻している。115.30~115.80ゾーンの月足の抵抗を実体ベースで上抜けてきれていないが、下値も、昨年1月に付けた102.59を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、この月足のサポートラインの下値抵抗が113.00~113.50に位置していることから、これを割り込んで越月しない限り、下値余地も拡がり難い状態にある。また、116.50超えで越月した場合は、一段の上昇に繋がり易くなり、2016年12月に付けた118.66が視野に入って来る。但し、このレベルは長期的な上値抵抗ポイントであることから、簡単には上抜けないと見られる。2月足の上値抵抗は116.00~116.50,118.00~118.50に、下値抵抗は113.00~113.50,110.50~111.00にある。109円を割り込んで越月した場合は長期トレンドの変化に要注意。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は108.78と109.78に位置しており、長期トレンドは“ドル強気”の流れにある。 今週の戦略は、ドル買いは114.90-00で押し目買い。下値余地を114.50近辺まで見ておく必要がある。損切りは114.40で一旦撤退。これが付いた場合は113.90-00で再度押し目買い。こ場合の損切りは下値リスクが点灯する113.40で撤退。売りは様子見か115.40-50で戻り売り。損切りは115.80で浅めに撤退としたい。 上値は、115.30-40に軽い抵抗が、115.40-50,115.60-70に強い抵抗があるが、これをクリアした場合は、115.90-00,116.10-20,116.40-50,116.80-90,117.10-20の抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は115.00-10に軽い抵抗が、114.90-00,114.50-60にやや強い抵抗が出来ているが、下抜けた場合は、114.30-40,114.00±10銭、113.50-60にある一段と下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。全て下抜けて終えた場合は短期トレンドが変化、113.00割れを見た場合は“ドル弱気”に変化して一段のドル下落へ。さらに112.50を割り込んで越週した場合は、中期トレンドの変化にも注意が必要となる。

ドル/円【日足】期間:2021/06/03~2022/02/04(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2018/12/21~2022/02/04(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:短期トレンドは“ユーロ強気”に変化。133円台に強い上値抵抗あり。134円台で越週すれば一段の上昇へ。

日足は2手連続陽線引けとなり、2手前の大陽線が短期トレンドに変化を生じさせている。129~130円台にあった上値抵抗を素通りしており、足元が不安定な状態のままだが、トレンドが変化して間もないため、深い押しにも繋がり難く、これを試すのは目先天井を確認してからとなろう。目先は浅い押し目を拾って流れに付いて行く方針で。日足の上値抵抗は、132.00-10,132.50-60,133.10-20,133.50-60に、下値抵抗は131.50-60,131.00-10,130.70-80にある。短期トレンドは130円を割り込んで終えれば“ニュートラル”な状態に変化するが、128円割れで終えるか、値動きの中で127.50割れを見ない限り、“ユーロ弱気”に変化しない。21日、120日、200日移動平均線は129.93,129.92,130.43に位置しており、短期トレンドは“ユーロ強気”に変化している。 一方直近の週足を見ると、寄り付き安値、高値圏で引ける大陽線の出現となり、この足が、昨年10月に付けた133.48と今年1月に付けた131.60の戻り高値を結ぶ短期的なレジスタンスラインを実体ベースで上抜けており、短期トレンドに変化が生じている。この週足のサポートが130.70-80にあり、これを割り込んで越週しない限り、下値余地が広がり難くなっている。また、この場合でも中期的な下値抵抗が128.50-60にあり、これを割り込んで越週しない限り、下値余地も拡がり難い。一方上値も、昨年6月に付けた134.13と昨年10月の戻り高値133.48を結ぶ中期的なレジスタンスラインの上値抵抗が133.00-10に控えており、これにぶつかる可能性にも注意する必要がありそうだ。今週の週足ベースで見た上値抵抗は133.00-10,133.50-60に、下値抵抗は131.50-60,130.70-80,129.80-90にある。31週、62週移動平均線は、129.87と129.63で収束しており、これらを上抜けて中期トレンドは “ユーロ強気”に変化し始めている。 月足を見ると、1月足は陰線引けとなり、続伸に繋げられずに越月したが、下げエネルギーの強いものではなく、また128円台の中期的な下値抵抗も守っており、反転の可能性を残して越月している。今月は月初から上値トライの動きが先行しており、陽線引けとなる可能性が点灯しているが、2018年2月に付けた137.50と昨年6月に付けた134.13の戻り高値を結ぶ長期的なトレンドラインの上値抵抗が133.00~133.50ゾーンに位置しており、これを上抜けて越月するまでは、下値リスクへの警戒も必要となる。一方下値も、2020年5月に付けた114.43を基点とするサポートラインの下値抵抗が128.50~129.00にあることや、2008年7月に付けた169.97の大天井を基点とするトレンドラインの長期的な下値抵抗が127.00~127.50ゾーンにあることから、これを割り込んで越月しない限り、長期トレンドは大きく変化しない。2月足の上値抵抗は133.00~133.50,135.00~135.50に、下値抵抗は128.50~129.00,127.00~127.50にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は125.32と126.43に位置しており、長期トレンドをサポート中。 今週の戦略は、ユーロ買いは131.00-10で押し目買い。損切りは130.40で一旦撤退。これが付いた場合は130.00-10で再度押し目買い。この場合の損切りは129.70で浅めに撤退としたい。売りは様子見か133.00-10まで引きつけて軽く試し売り程度に。損切りは133.60で撤退。 上値は、132.00-10,132.40-50,133.00-10,133.20-30,133.50-60に強い抵抗があるが、どこまでクリア出来るかトライする動きが継続しよう。下値は、131.60-70に軽い抵抗が、131.10-20,130.80-90,130.50-60にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されるが、130.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯、130.00を割り込んで終えた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して129~130円台の足元を固め直す動きが強まり易くなる。この場合でも128円割れで終えるか、127.50割れを見ない限り、“ユーロ弱気”に変化しない。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/07/20~2022/02/04(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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