豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日の豪ドル トレードシナリオ
ここまでの相場
・豪2021年第4四半期 消費者物価指数は前年比+2.6%(トリム平均)と豪中銀(RBA)の目標レンジ(2~3%)の中央値を突破。
・RBAは賃金の伸びが3%を超えるのを目安にしている。(現状2.2%)次回発表は2月23日。
・2月2日の新型コロナ新規感染者数は約39,840人。1月24日以降じりじりと再増加傾向。
・12月分の豪雇用者数は6.48万人増と歴史的な増加を見せた11月分からは減少したものの、堅調な結果。失業率は4.2%と2008年8月以来13年ぶりの低水準。
・米金融引き締めへの警戒感から米ドルが買われやすい。
・原油価格は、中東情勢の悪化やウクライナ情勢への警戒感などから原油供給に逼迫懸念もあり底堅い。
・ウクライナ情勢は「いつロシアの攻撃が始まってもおかしくない状況」。欧米中心に警戒感が強まっている。
・1月30日発表の中国財新製造業PMIは49.1と好不況の境目と言われる50.0を割れる。
・2月1日のRBA理事会で量的緩和を2月10日を最後に終了、近い将来の利上げは示唆せず。
・1月31日~2月6日 中国は旧正月で連休。
今日のメインシナリオ
カギは米ドル。米雇用統計前の調整で豪ドルは底堅い?
1月28日以降、米株が4日連騰。全般的に米ドル売りが強まっている。豪ドルは2月1日のRBA理事会で早期の利上げは示唆されなかったものの、市場では今年第3四半期での根強い利上げ期待が豪ドルを支える一因となっている。また、原油をはじめとした資源高も豪ドルを支える要因。米国株を中心に株価が底堅い動きを続ければ豪ドルも対米ドルでは底堅い動きとなりそうだ。また米雇用統計を明日に控え、FOMC前に積みあがった米ドルの買いポジションの売り調整は続きそう。豪ドル/円は豪ドル/米ドルの上昇とドル/円の下落の影響から方向感が出にくくなりそうだ。ウクライナ情勢には引き続き警戒が必要。個別の想定シナリオ
■米雇用統計前の米ドル買いポジションの調整
⇒米ドル売り
⇒豪ドル/米ドルは上昇
⇒米ドル/円は下落
⇒豪ドル/円は方向感が出にくい
■原油高を背景に資源高
⇒豪ドルにとって支援材料
⇒豪ドルは底堅い動き
チャート分析
注目材料
ウクライナ情勢
日米株価動向
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に晴れ間が覗くが、豪ドル/米ドルは大雨。豪ドル/米ドルの移動平均は8時に売りシグナル点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
豪ドル ちょい足し情報
日々「ここまでの相場」で取り上げているオーストラリアの新型コロナの新規感染者数は1月8日に89,060人をピークに減少していたが、1月24日の22,000人を底に再びじりじりと新規感染者数が増加している。ただ、入院患者数は2日時点では4,665人と1週間前の約5,400人から減少している。ちなみに2月2日の日本の新規感染者数は94,930人(NHK)とオーストラリアのMAXを超えたが人口はオーストラリアの約5倍。
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