豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日の豪ドル トレードシナリオ
ここまでの相場
・消費者物価指数は前年比+2.1%(トリム平均)と約6年ぶりにRBAの目標レンジ内に。
・RBAは賃金の伸びが3%を超えるのを目安にしている。(現状2.2%)
・「オミクロン株」への警戒感は残る。1月17日の新規感染者数は約46,220人とピークアウトの兆し。
・12月16日の豪雇用統計は36.61万人増と歴史的な増加幅。
・米連邦公開市場委員会(FRB)のタカ派化懸念から米株価の下落には要注意。
・原油価格、中東情勢の悪化からくる供給懸念で一時約7年ぶりとなる1バレル=85ドル台後半まで上昇。
・ウクライナ情勢は「いつロシアの攻撃が始まってもおかしくない状況」。
今日のメインシナリオ
株価と原油価格。豪ドルはどちらに追随する?
本日の豪ドルは株価主導の動きも原油価格が支えとなりそう。ウクライナ情勢を巡る地政学リスクへの懸念から株価は下落。米国の金融引き締めが加速するとの警戒感も株価が下落する要因となっている。他方で、アラブ首長国連邦(UAE)への攻撃とその報復で中東情勢は急速に悪化懸念が高まっている。それに伴い、原油の供給懸念も浮上。原油価格は2014年10月以来の85ドル台後半まで上昇している。本日の豪ドルはこの流れを引き継ぎ、株価主導のもと上値の重い展開が予想されるが、供給懸念から原油価格が底堅い動きを続けることで下値も限定的となりそうだ。個別の想定シナリオ
■株価下落懸念(米金融引き締め加速、ウクライナ情勢への警戒)
⇒リスクセンチメントに敏感な豪ドルは売られやすい
⇒豪ドル円の上値は重い
■中東情勢懸念で原油価格上昇
⇒コモディティ価格もつれ高
⇒豪ドルにとっては支援材料
⇒株価が大崩れしなければ、豪ドル円の下値も限定的
⇒豪ドルへの影響は低い
チャート分析
注目材料
中東情勢懸念による原油価格動向
米国の金融引き締め加速警戒による株価動向
ウクライナ情勢
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル円は晴れ間がのぞき、豪ドル米ドルは晴れている。日付が19日に変わってからは買いサイン点灯が多い様だ。
【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
豪ドル ちょい足し情報
米国東部は大寒波に襲われていますが、南半球のオーストラリアは熱波に襲われています。西オーストラリア州のオンズローでは13日の木曜日に南半球の観測史上となる最高気温50.7℃を記録しました!元々、海流の影響からオーストラリア西部は乾燥しやすい気候なのですが、記憶に新しい2019~2020年の森林火災など、世界中の気候は悪化の一途を辿っています。
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