豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日の豪ドル トレードシナリオ
ここまでの相場
・消費者物価指数は前年比+2.1%(トリム平均)と約6年ぶりにRBAの目標レンジ内に。
・RBAは賃金の伸びが3%を超えるのを目安にしている。(現状2.2%)
・「オミクロン株」への警戒感は残る。12月27日の新規感染者数は約10,190人とついに1万人台乗せ。だが、豪政府は行動制限を導入しない方針。
・12月16日の豪雇用統計は36.61万人増と歴史的な増加幅。
・北京オリンピックの外交的ボイコット、ウイグル強制労働防止法案など米中関係の悪化懸念。
・欧州の天然ガス価格がロシアからの供給懸念で上昇中。原油価格をはじめとしたエネルギー価格に影響。
・オミクロン株に対する警戒感が後退する中で、リスクオンの動きとなり円、米ドルが売られる。
・28日はボクシングデーで豪は祝日休場
今日のメインシナリオ
カギはドル円。
本日はボクシングデーの振替で英連邦勢(豪、NZ、英、カナダなど)が祝日休場。NY時間までは主要な経済指標の発表予定もない。昨日は、某クレジットカード会社のデータから米国の年末商戦が好調なこと、日米の金融政策の方向性の違いが再認識され、対米ドルでの円売りが豪ドル円にも影響を与えた。東京時間ではその流れを引き継いで底堅い動きとなりそう。ただ、本日は年末、スポ末と言う特殊要因もある。特に東京仲値にかけては実需の円買いが持ち込まれる可能性もある。個別の想定シナリオ
■英連邦勢が祝日休場+東京、ロンドン市場は材料難
⇒前日のNY市場の流れを引き継ぐ
⇒NY勢が来るまでは動意薄
⇒豪ドル円は底堅い動き
■本日は年末のスポット末※ちょい足し情報へ
⇒東京仲値(9:55)に向けて実需筋からの米ドル売り・円買いが持ち込まれる可能性
⇒仲値に向けては豪ドル円も下落
チャート分析
注目材料
年末、スポ末のため、本邦実需勢の円買い需要
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では短期的には豪ドル円は下落示唆、豪ドル米ドルもどっちつかず。豪ドル円、豪ドル米ドルともに今朝からは売りサインの点灯が多いようだ。
【情報提供:外為どっとコム】
<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>
- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
豪ドル ちょい足し情報
外国為替では通常売買した2営業日後にお金の受け渡しを行う(時差の関係を考慮して)。スポ末とはスポット末日の略で、スポット(現時点)で取引した通貨の受け渡しが月末日となる日(月末の2営業日前)のことを指す。輸出入などの実需勢は月末が支払い期限と設定されていることが多いため、スポ末の東京仲値に向けて相場に影響を与えることもある。
経済指標カレンダーはコチラ
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。