シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットショート大幅減少
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショートほぼ横ばい
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート減少続く】
12月7日時点で円のポジションは、ドルに対して6.3万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの取り崩しが大きく、ネットショートは前週から1.6万枚減少。
期間中のドル/円相場は、新型コロナ変異株「オミクロン」への過度の警戒感が後退したことで、112円台後半から113円台後半に持ち直した。
11月後半に起きた急落からの反発局面で、投機筋は円売り持ち(ショート)の手仕舞いを続けているようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショート大幅減少】
12月7日時点でユーロのポジションは、ドルに対して0.8万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの取り崩しが進み、ネットショートは前週から1.5万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は、一時1.12272ドル前後まで下落。新型コロナ変異株「オミクロン」への懸念はやや後退したものの、欧州中銀(ECB)がハト派スタンスを維持するとの観測などが重しとなった。
11月に付けた年初来安値1.11856ドル前後に再び接近した事で投機筋のショートカバーが出やすかった模様。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショートほぼ横ばい】
12月7日時点でポンドのポジションは、ドルに対して3.8万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング、ショート共に取り崩された結果、ネットショートは前週より0.1万枚減少した。
期間中のポンド/ドル相場は、1.3350ドル台まで上昇する場面も見られたが徐々に上値を切り下げる展開。
そうした中、投機筋の動きは持ち高調整が主流だったようだ。
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IMMポジション
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