シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート5週間ぶりに10万枚下回る
▼IMMポジション ユーロ/ドル
再びユーロネットショートへ転じる
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート5週間ぶりに10万枚下回る】
11月16日時点で円のポジションは、ドルに対して9.3万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが積み増しされ、ショートが取り崩されたことから、ネットショートは前週から1.2万枚減少。
期間中のドル/円相場は、米10月消費者物価指数の加速や米10月小売売上高の好結果を受けて4年8カ月ぶりに114.80円台へと上伸。
そうした中での円ネットショート減少だけに、投機筋の間に節目の115円に接近した事で達成感が生じ始めた可能性もある。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【再びユーロネットショートへ転じる】
11月16日時点でユーロのポジションは、ドルに対して0.4万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの積み増し度合いが大きかったことから、前週の0.4万枚の買い越し(ネットロング)からネットショートへ転じた。
期間中のユーロ/ドル相場は、下値支持と見られていた1.1500ドルを割り込み、1年4カ月ぶりの水準となる1.1309ドル台へと下げ足を速めた。
そうした相場の流れに沿って、投機筋は売り持ちを増やしたようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート増加】
11月16日時点でポンドのポジションは、ドルに対して3.2万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが大幅に積み増しされた結果、ネットショートは前週より2.0万枚増加した。
期間中のポンド/ドル相場は、英中銀(BOE)が利上げを見送った余波で一時1.335ドル台を付けるなど約11カ月ぶりの水準へと下落。
その後1.34ドル台に持ち直したものの、投機筋のポンド弱気スタンスはさらに強まっている模様。
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IMMポジション
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