シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート10万枚超に増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート10万枚超に増加】
10月19日時点で円のポジションは、ドルに対して10.3万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが前週から2.6万枚積み増しされたことで、ネットショートは前週より2.6万枚増加。
期間中のドル/円相場は、株高、原油高、米債安(利回り上昇)と円売り・ドル買い材料が揃う中、約3年ぶりに114円台へと上伸する展開。
投機筋は相場の流れに沿って、前週からさらに円売りポジションを増やしたことがわかる。なお、ネットショートが10万枚を超えるのは2018年12月以来、約2年10カ月ぶり。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショート減少】
10月19日時点でユーロのポジションは、ドルに対して1.2万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの取り崩し度合いが大きかったため、ネットショートは前週より0.6万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は、1.16ドル台へと強含む展開。
前週に付けた年初来安値(1.15240ドル前後)から持ち直す中で、投機筋が売り持ち解消の動きを強めたことを物語っている。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロングへ転じる】
10月19日時点でポンドのポジションは、ドルに対して0.1万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートが取り崩されたことで、再びネットロングへと転じた。
期間中のポンド/ドル相場は、一時1.38ドル台を付けるなど強含む展開。
約1カ月ぶりのポンド高水準へと上昇する中、ショート勢はポジションを解消せざるを得なかったようだ。
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IMMポジション
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