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ドル/円:上値余地を探る動き。111円台回復で一段のドル上昇へ。110円割れで終えた場合は下値リスクに注意。

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ドル/円:上値余地を探る動き。111円台回復で一段のドル上昇へ。110円割れで終えた場合は下値リスクに注意。

日足は3手連続陽線引けとなり、下値を急角度で切り上げている。2手前の小陽線が7/2に付けた111.66を基点として上値を切り下げてきた流れから頭一つ上抜けた位置で終えており、短期トレンドが変化し始めている。111.10-20にやや強い抵抗が控えているが、これをクリアした場合は“ドル強気”の流れに戻して上値余地がさらに拡がり易くなる。この場合は小反落を繰り返しながらも111.40~112.20ゾーンにある強い上値抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きが強まろう。逆に111円超えトライに失敗して110円割れで終えるか、109.80-90の抵抗を下抜けた場合は、下値リスクが再び高くなり109円台の足元を固め直す動きが強まり易くなる。さらに、可能性がやや低いと見るが109円割れを見た場合は、“ドル弱気”の流れに戻して一段のドル下落に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は110.90-00,111.10-20,111.40-50,112.10-20に、下値抵抗は110.30-40,110.00-10,109.50-60,109.00-10にある。21日、120日移動平均線は109.89と109.69に位置しており、短期トレンドを支えている。また、200日線は108.25に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりない。 一方直近の週足は下ヒゲが長く実体の小さい“タクリ足の陽線”で終えている。下値トライに失敗した形となったこと、7月の111.66を基点として上値を切り下げてきた流れから頭一つ上抜けた位置で越週したことから、週初から上値トライの動きが先行すると見られる。日足が111.10-20の抵抗をクリアするか111.20超えで越週した場合は、トレンドの変化が確定的となり、一段のドル上昇に繋がり易くなる。逆に110.00以下で越週した場合は、上抜けが“ダマシ”となった可能性が高くなり、下値リスクに警戒する必要が生ずる。今週の週足の上値抵抗は111.10-20,111.60-70,112.20-30に、下値抵抗は110.20-30,110.00-10,109.00-10にある。109円割れで越週した場合は一段のドル下落へ。31週、62週移動平均線は109.57と107.21に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れを維持している。 今週の戦略は、ドル買いは110.30-40で軽く買って109.70に損切りを置くか、110.00-10の押し目待ち。この場合の損切りは109.50で撤退。損切りがつかない場合でも109.80割れで終えた場合は一旦撤退して様子見を見た方が良さそうだ。ドル売りは様子見か110.90-00まで引きつけて。損切りは111.20で浅めに撤退。 上値は、110.90-00,111.10-20に強い抵抗があるが、これをクリアした場合は111.40-50,111.70-80,112.10-20,112.30-40にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、110.30-40に軽い抵抗が、110.00-10,109.80-90に強い抵抗があるが、全て下抜けた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなる。この下の抵抗は109.50-60,109.20-30,109.00-10。109円割れで終えた場合は新たな下げエネルギーを得て一段のドル下落へ。

ドル/円【日足】期間:2021/01/21~2021/09/24(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2018/08/10~2021/09/24(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:上値余地を探る動き。130.50超えで越週すれば一段のユーロ上昇へ。128円割れで終えた場合は一段の下落へ。

日足は3手連続陽線引けとなり下値を急角度で切り上げている。また、9/8に付けた130.70を戻り高値として上値を切り下げてきた短期的なレジスタンスラインをから2手前の大陽線が上抜けており、この反動で上値余地を探る動きが継続すると見られるが、6/1に付けた134.13を基点として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、短期トレンドの変化はまだ認められない。一方で、128.00±10銭の強い下値抵抗には跳ね返されており、重要なポイントを守り切ったことから、128円を再び割り込んでこない限り、下値余地も拡がり難い状態にある。反落に転じた場合でも128円台前半からの売りも慎重に臨む必要がある。日足の上値抵抗は129.90-00,130.40-50に、下値抵抗は129.00-10,128.60-80,128.00-10にある。130.50超えで終えれば短期トレンドが変化して一段の上昇へ。逆に128円割れで終えた場合は一段のユーロ下落リスクに要注意。 一方直近の週足は下ヒゲが長く実体の小さい陽線引けとなった。下値トライに大きく失敗した形となったことから、週初から上値トライの動きが先行すると見られるが、週足の上値抵抗が130.20-30に位置しており、これをしっかり上抜けて越週するか、日足が130.50超えで終えるまでは、短期トレンドが変化せず、下値リスクにも注意する必要がある。また、128.50割れで越週した場合や、日足が128円割れで終えた場合は立ち上げの可能性を打ち消して再び下値リスクが高くなるので注意したい。 今週の戦略は、ユーロ買いは128.60-70の押し目待ち。損切りは浅い場合で128.30、深い場合は下値リスクが点灯する127.90で撤退。ユーロ売りは129.90-00で戻り売り。損切りは浅い場合で130.20、深い場合は一段の上昇の可能性が点灯する130.60で撤退。 上値は、129.90-00,130.40-50に強い抵抗があるが、130.50超えで終えた場合は短期トレンドが変化して上値余地がさらに拡がり易くなる。この場合でもユーロが対ドルで“弱気”の流れにあることから、ユーロ急伸にも繋がり難いと見られる。上値抵抗は130.70-80,131.10-20,131.70-80,132.10-20。下値は、129.40-50に軽い抵抗が、129.00-10にやや強い抵抗があるが、これを下抜けた場合は128.60-70,128.40-50,128.00-10のある一段と強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。128円台を維持できずに終えた場合は“ユーロ弱気”の流れに戻して下値余地がさらに拡がり易くなる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2021/03/09~2021/09/24(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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